【サッカー人気1位】【J2魔境】ターンオーバーで連勝。後半…

ニイガタフットボールプレス

【勝手に蹴りやがれ】信じよう、自分たちを。続けよう、日々を。

今朝の新潟日報に掲載されたコラムで、「ジーンポイント」について書きました(詳細は同紙で)。取材していて『ジィーーーン…』と来たのは、は9月4日、磐田戦プレビューにおけるアルベルト監督のコメントのことです。

結局、磐田戦は負けてしまいました。それでも監督のことばが持つ力、大切さは、少しも損なわれていないと僕は感じます。

このときの監督のことばには続きがあります。ボリュームも同じか、それ以上というくらい。締め切りの時間、掲載する分量の関係で割愛しましたが、この日の監督の大事なことばは広く知られるべきだと思い、誰もが読める形でここに掲載します。

取材時、訳し終えた村松尚登通訳は、「長くなりましたね。スイッチが入ると、こうなります(笑)」とおっしゃってましたが、監督とのやり取りの中で、僕は合の手を入れることもなく、質問をふたつしかしていません(笑)。

監督のことばはとても大事なもので、割と早い段階で僕は胸が熱くなりましたが、みなさんはいかがですか?

■私がこのクラブにプレゼントしたいもの

――前節、首位の長崎と対戦して引き分けて、現時点での新潟の実力、このリーグの中での立ち位置というのを、どう感じられましたか?

「今の我々に唯一、足りないものがあるとすれば、それは自分たちを信じる気持ちが、まだ少し足りていないです。メンタル的な部分ですね。俺たちの方がいいチームなのだと、選手たちにはもう少し信じてほしい。そこが若干、足りていません。

クラブのメンタリティーを変えるために、日々、我々は努力しています。勝者のメンタリティーを、私はアルビレックス新潟に植え付けたい。そのメンタリティーは、選手はもちろん、サポーターのみなさんにも植え付けられる必要があります。

以前にも言いましたが、サッカーは単なるスポーツです。ですから、勝つときもあれば、負けるときもある。だからといって、負けることにおびえてプレーする必要は、まったくない。つまり我々はあらゆる局面で、勝負にこだわるメンタリティーとともにプレーするということです。

いつか、私がこのクラブを離れるときが来るでしょう。その際に、ここに残したいものは、プレースタイルもそうなんですが、それ以上に常に勝利を求める勝者のメンタリティーなんです。それを、このクラブにプレゼントとして残すことができたら、とてもうれしい。

勝者のメンタリティーをクラブに植え付けることができれば、対戦相手は常に我々と試合をするときにおびえることでしょう。そして審判も、リーグも、もっと我々をリスペクトするでしょう。新潟が、日本のサッカー界においてとても重要な街である、そしてアルビレックスが重要なクラブであることを知らしめるためにも、私は勝者のメンタリティーをこのクラブに植え付けたいのです。

では、どうやってそれを実現するのか。それはボールを愛して、ボールを持ち続けることです。勇気を持って攻撃し、守備をすることです。『勝つために俺たちはピッチにいるのだ』ということを、行動で示さなければなりません。

おびえてブロックを下げ、カウンターアタックを狙うようなプレーでは、勝者のメンタリティーは身に付きません。俺たちが試合の主役なのだ。それを行動とともに証明しなければならないのです。

そして、そのような新潟の選手たちのプレーを見て、アルビレックスのサポーターのみなさんが選手たちを誇りに思い、勇敢なチームを誇りに思ってくれる。そのようなサイクルを、私は構築したい。それこそが、試合の結果以上に重要なことだというのが、私の考えです。

当然、J1昇格を狙い続けます。けれども、レベルの高いチームはたくさんあります。そして、今シーズンのリーグのスケジュールはとても大変です。だからこそ試合の結果以上に、今、述べてきたようなものを、このクラブにもたらせることが重要なのです」

――メンタリティーを変えるという意味では、デビューとなった長崎戦で新潟初ゴールを決めた鄭大世選手の存在はとても大きいですね。

「当然そうです。けれども、ひとりひとりの日々の積み重ねが、もっと重要です。細部にこだわりながら、こつこつと積み重ねていかなければならない。

毎日のパーフェクトなトレーニングを、私は求めます。選手だけではなく、スタッフに対してもそうです。トレーニングひとつひとつのメニューが、より質の高いものになっていかなければなりません。

そして試合に勝つため、多くのミーティングを行っています。細かい部分まで映像を編集して、次の試合ではどう攻めて、どう守るのか。毎回、突き詰めて、我々は勝利を目指しています。

競技面に関して、私はとても多くのことを要求します。同時に、選手たちの人間性をサポートすることも重要です。ひとりひとりが、自分自身を乗り越える。自分の殻を破ることを求めます。そして、広報部、営業部、GM、社長、このクラブに携わるすべてのスタッフが、今まで以上に良い仕事をする。そういう方向で日々を重ねることによって、このチーム、クラブは成長することができます。

それを続けて、勝者のメンタリティーがクラブに根付いたならば、どういう選手、スタッフ、監督がいようと、常に勝利を目指す素晴らしいチームが構築されていくことでしょう。

現在は、私が勝者のメンタリティーを植え付けようとリーダーシップを取っています。それすら必要ではないくらいに、私はこのクラブを導きたい。そして逆に、クラブが監督やチームに、勝者でなければならないと強く要求する。そのような雰囲気、状況を作り上げたいのです。

そのためにはリスペクトが不可欠で、人間味のある対応が重要です。それをしっかり日々、積み重ねることができれば、今年なのか、もしくは来年なのか分かりませんが、必然的にチームはいるべきカテゴリー、J1に上がれるでしょうし、居続けることができるでしょう。クラブに勝者のメンタリティーが根付くまでは、昇格できなかったり、昇格してもすぐに降格したりといったように、不安定な状態が続くでしょう」

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