ニイガタフットボールプレス

【頼もう、感想戦!feat.成岡翔】~明治安田J2第24節・町田戦~vol.2「細かすぎて伝わりづらい(かもしれない)テクニック」

ピックアップしたゲームを選りすぐりの論客と語り尽くす、この企画。今回は、シーズンを折り返していよいよチームのエンジンがかかってきた印象の第24節・町田戦について、成岡翔さんと語り尽くします。

Vo.1はこちら

■視線の先にあるものは

――町田戦の感想戦を行う上で、成岡さんが注目する「細かすぎて伝わりにくいかもしれないテクニック」をピックアップしていただくよう事前にお願いしていました。

「今回、注目したのは福田晃斗選手のプレーです。57分過ぎくらいの超何気ないプレーで、誰の印象にも残っていないかもしれないんですけど。

相手のクリアボールを回収して自陣から再びビルドアップするという流れで、ボールを持った左後方の島田譲選手からパスをもらうとき、福田選手が相手のプレッシャーを受けながらもスッと前に運ぶトラップをしたシーンがあるんです。そこですね」

――なるほど、細かい!

「福田選手に注目していると、よく分かるんですが、試合を通じてめちゃめちゃ首を振っているんです。本当に周りをよく見ている。中島元彦選手もそうですね。

やっぱり中盤の選手、特にボランチは360度見て、ピッチ全体の状態を常に把握しておく必要がある。だから首を振って周りを見る技術が必要になるんですけど、福田選手はそれが常にできています。

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