ニイガタフットボールプレス

【頼もう、感想戦!feat.成岡翔】~明治安田J2第39節・松本戦~vol.2「通じ合う思い」

ピックアップしたゲームを選りすぐりの論客と語り尽くす、この企画。今回は厳しい試合内容となった第39節・松本戦を、成岡翔さんと語り合います。3-4-2-1で臨んだ試合結果は完敗に終わりましたが、可能性を感じられる戦いでもありました。

vol.1はこちら

■今からチャレンジしてほしいこと

――松本戦の3-4-2-1。いかがでしたか?

「いろいろな選手が試合に出て、チームとしてトライする。間違いなく、いいことです」

――鄭大世選手が夏に加入して以来、1トップ2シャドーは、僕もずっと見てみたい形でした。なんといっても、テセ選手のところでボールが収まるし、うまくさばいてもくれる。そのすぐ後ろで技術の高い選手、松本戦でいえば本間至恩選手や中島元彦選手、さらには高木善朗選手、田中達也選手が入っても、どういう化学反応が起きるかとても興味深い。

「いまの攻撃陣を考えれば、選手のタイプ的にも良い組み合わせがいろいろ考えられますよね。テセさんを真ん中に置いて、周りに至恩、中島選手、達さんというタイプが動いて相手をかく乱する。イメージも膨らみます」

――相手も嫌だと思うんです。

「絶対に嫌ですよ」

――一方で松本戦を見て思ったことは、両ウイングバックが幅を取る以上、もう少しサイドからボールを入れたかったな、というところでした。クロスなり、斜めのくさびのパスなり。

「そのあたりは、確かにちょっと少なかったですね」

――リードした松本が引いて守りを固めたこともあり、入れにくかったとは思いますが。

「たとえそうであっても、そこをかいくぐってゴールを決めないと。そこは今後も、それこそ来シーズンも必要になってきます。残り3試合も、積極的にチャレンジしてほしいです。

後ろに5枚並べられると、なかなかスペースがないと、よく言われますよね。確かにそれもあるんですけど、今の新潟で3-4-2-1でやるメンバーの特徴と力を考えれば、打開できると思います」

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