【頼もう、感想戦!feat.小林慶行】~明治安田J2第42節・大宮アルディージャ戦vol.5~「来年がとても楽しみで」
ピックアップしたゲームを選りすぐりの論客と語り尽くす、この企画。2020年最終節・大宮アルディージャ戦の感想戦に登場するのは、かつていぶし銀のボランチとして新潟を支えたヨシユキさんこと、小林慶行さん。「戦術的な話ばかりになったけど、大丈夫かな? だけど、俺も指導者を目指して戦っているところを示したかったから」というヨシユキさんのことば通り、あの完敗も戦術的に整理すれば、2021年のチームが成長するためのヒントがたくさん見つかるんです!
■ベースがあるかどうかは大きな違い
――今シーズンの新潟のサッカーが好きだというのは、どういうところに引かれるのですか?
「やっぱりボールを大切にするっていうところです。リアクションではなく。ボールを簡単に相手にあげない。自分たちから主導権を握ろうとする。それが大好きです」
――最終節の大宮戦の後、アルベルト監督のシーズン総括会見も行われたんですよ。結局最後は1分け6敗の7戦未勝利で、4連敗で終わっちゃったじゃないですか。負けるということは、失点しているわけで。
「うんうん」
――失点している以上、守備に改善点があるはずで、実際にそういう質問も出たんです。そこでアルベルト監督は、「攻撃をもっと良くする」って答えたんですよ。
「すごい!」
――それを聞いて、『アルベルト監督、最高だわ~』と思いました。
「守備? それは攻撃しているときのバランスの問題でしょ、ボールの奪われ方のまずさでしょ、っていう考え方なんでしょうね」
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