【頼もう、感想戦!2021 SPECIAL】~平澤大輔さん&島田徹さんといっしょvol.3~「価値あるコンテンツを考えよう」
2021年最初の企画は、ピックアップしたゲームを語り尽くす【頼もう、感想戦!】でおなじみの元サッカーマガジン編集長・平澤大輔さん、ライター島田徹さんとのオンライン編集会議。お題は、「愛媛から『ニイガタフットボールプレス』をさらにおもしろくするには?」。vol.3は、いよいよ本題のコンテンツ案出しに突入です。
■新潟は元気が足りない!?
大中祐二(以下、大)「定刻に間に合わなかった島田さん、ようやくの登場です」
島田徹(以下、島)「いやあ、失礼しました。ここまでどういう話しになってたの?」
大「2020年シーズン、原稿を量産していた平澤さんの秘訣を伝授してもらってました」
島「ああ、確かに平澤氏、量産してたもんね。アビスパの記事とかも」
平澤大輔(以下、平)「その節は、オンライン取材にお邪魔しました」
島「すごい勢いで書いてるよね」
平「取材したら、アビスパも好きになっちゃって」
島「あ、そう。何がそんなに良かったの?」
平「みんな素直だし、サッカーへの取り組みがすごく一生懸命。それが伝わってきて」
島「そうそう。そうなんだよね」
平「監督の長谷部(茂利)さんも、直接、深く取材したわけではなかったけれど……」
島「そうか、平澤氏はサッカーマガジンでヴェルディ担当だったから」
平「現役時代にミックスゾーンで話を聞くことはあったんです。だから先日の福岡のオンライン取材でも、本当は監督に質問したかったんですけど。ちょっとドキドキしちゃって、できなかった(笑)」
島「長谷部監督、誠実な人柄が伝わってくるんだよね」
平「そうなんですよ。でね、大中さん。オンライン取材でも、島田さんの質問はすごくかっこいい」
大「さすが!」
島「そう?」
平「木戸皓貴選手とのやり取りとか」
島「ああ、なるほど。木戸選手とは、けっこう仲がよくて」
平「それから、城後(寿)選手とのやり取りも」
島「結局、彼が去年、言っていたことは全部、当たったんだよね。6月に話を聞いたとき、『絶対、このチームはバラバラにならないですよ』って、その時点で言っていたんだけど、実際、シーズン前半になかなか勝てなかった時期もチームが崩れることはなかった。(エミル)サロモンソン選手がめちゃめちゃアシストする、遠野(大弥)選手が点を取るとも言っていたし(※サロモンソンの10アシストはリーグ1位、遠野はチームトップ、リーグ9位の11得点)。
そのときのインタビューの最後に城後選手が言ったのが、『今年(2020年)J1に上がって、2021年残留して、5年周期説を覆します』(※)。それが当たれば、本当の預言者だよね」
大「預言者、って(笑)。だけど、かっこいいですね、城後選手」
(※福岡は2002年にJ2降格以降、06年、11年、16年とJ1で戦ったが、いずれも1シーズンで降格。21年も、降格から5年後のJ1となる)
平「僕は新潟をずっと追いかけていて、たまたま福岡のオンライン取材に入ったんですけど、テンションの違いというか、落差に驚いちゃって」
大「落差!?」
平「福岡の選手たちからコメントの力強さとか、楽しんでサッカーをやっている雰囲気がすごく伝わってきて。違いを感じましたね。昇格するチームって、みんなで醸し出す空気感があるんだな、と」
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