【頼もう、感想戦！feat.成岡翔】～明治安田J2第3節・山口戦vol.2～「距離感がいいと、こんなに楽しい！」
ピックアップしたゲームを選りすぐりの論客と語り尽くす、この企画。22年ぶりの開幕3連勝を果たした第3節・山口戦は、成岡翔さんの登場です。vol.2でも成岡さんの絶賛は止まりません。距離感の良さがそれぞれの長所を引き出す。だから今季のアルビのサッカーは楽しいんです！
■特長とスタイルが噛み合って
――現時点での自身のゴールは、開幕・北九州戦での1得点ですが、新加入のフォワード（FW）、鈴木孝司選手の攻守における貢献も見逃せません。
「オフサイドになったりもしましたが、山口戦でもしっかりチャンスに絡んでいましたよね。鈴木選手はディフェンスラインとの駆け引きがとてもうまい。常に背後を狙っているから、守る方は相当なプレッシャーを感じているはずですよ。
しかもチームとしてボールを持つ時間、回数が増えているので、今後は鈴木選手の駆け引きがより生きてくると思います。千葉ちゃん（千葉和彦選手）や舞行龍から一発で鈴木選手にボールが入ることもあるし、ボランチや高木選手が持ったとき、鈴木選手が常に真ん中のいいポジションでぎりぎりのところを狙っている。だから、チャンスの可能性が大きく膨らむんです。本当にいいFWですよ」
――守備の貢献もすばらしいです。
「自分が守備のスイッチを入れようという意識が強い。後ろに対しての『もっとついて来いよ』というジェスチャーにも、守備意識の高さが見て取れます。攻撃も守備もよく走ってくれるし、FWだけれど、点を取るところだけではなく、いろいろなところで効いている選手です」
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