ニイガタフットボールプレス

【頼もう、感想戦!feat.平澤大輔】~明治安田生命J2リーグ第4節vsザスパクサツ群馬vol.1~「早くも次が気になるんです!」

開幕からの連勝を4に伸ばした群馬戦は、元週刊サッカーマガジン編集長の平澤大輔さんと語り尽くします。多彩なパスで試合を組み立てるプレーメーカーのように、ことばを駆使して論を展開する平澤さん。今回は『さ~て、来週のサザエさんは?』的な項目を立てて、感想戦を引っ張ってくれます!

■もしも彼らが出られないとしたら

――平澤さん、2021年シーズンもよろしくお願いいたします!

「今年もお声がけいただいてありがとうございます! 楽しみにしていました! ところで大中さん、新生活はいかがですか?」

――今治で毎日、新潟についての文章を書いています。一種のリモートワークというか(笑)。J3はJ1、J2より3週遅れで開幕して、開幕戦で初めてFC今治のホームである、ありがとうサービス. 夢スタジアムに足を運んだのですが、まだまだアウェイ感がありますね(苦笑)。

さて、本題に参りましょう。新潟が第4節で対戦した奥野僚右監督率いるザスパクサツ群馬は、これからチームが向き合うことになるであろう「対アルビ」の戦い方で挑んできました。

「そうですね。群馬からすれば、アルビのサッカーに飲み込まれてしまわないように、まるで“新潟ワクチン”を打って臨んだような試合だ、と僕は見ていました」

――ワクチン!

「読者の皆様に誤解しないでほしいのですが、もちろんアルビが悪者で、それを駆逐するためのワクチンという意味ではなくて、対戦相手にとってはやっかいなアルビへの対抗策という意味でのメタファーですから(笑)。

第3節のレノファ山口の渡邉晋監督も、群馬の奥野監督も、新潟のポゼッションにハイプレスを軸に対抗しようとしたわけですけど、しっかり仕込んできた印象でした。そしてアルベルト監督も試合後に言っていたように、群馬戦ではそのプレスをはがして、さらに上回れたことによって、山口戦からの成長を示すことができました」

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