ニイガタフットボールプレス

【頼もう、感想戦!feat.成岡翔】~明治安田J2第7節・山形戦vol.2~「藤原奏哉選手の落ち着きが良い影響を与えています」

ピックアップしたゲームを選りすぐりの論客と語り尽くす、この企画。前節、連勝はストップしましたが、再び進撃を始めた第7節・山形戦。我慢の時間帯もありましたが、成岡翔さんはチームの安定感が増していると見ています。そして翔さんには、読者のみなさんからの質問にも答えていただきます!

Vo.1はこちら

■仕事をできる場所で待っている

――最適化されつつある高木善朗選手と本間至恩選手の関係性が、山形にとって脅威になっていたというお話ですが、さらに鈴木孝司選手が効果的に絡んでくれば、新潟の攻撃力はいっそう破壊力を増します。そこで、けいいちさんからいただいた質問です。「鈴木選手のプレーに迷いが生じているように感じる」ということですが、翔さんはどう見ていますか? 山形戦、そして相模原戦で決定機を物にできなかったのは、アタッカーとして本当に悔しいことだと思います。

「もちろん、本人はかなり悔しい思いをしているはずです。ですが、鈴木選手がすばらしいのは、我慢ができるところなんですよ。相手のディフェンスラインと、ぎりぎりのところで駆け引きし続けられる。僕だったらスッとボールをもらいに下りていく場面でも、オフサイドラインぎりぎりのところにい続けて。それは、コンビネーションを含めて高木選手と至恩選手で、自分が落ちなくても崩しの部分を埋め合わせられているからでもあるんです。

ここ2試合、チャンスで決め切れていませんが、見方を変えれば最後のクオリティーの問題だから。自分の努力次第だと割り切ることも難しくないと思います。チャンスをつくれていますし、今の状態は良い方ですよ。決定機をつくれないとなると、修正すべきポイントがいろいろ出てくるでしょうが。『決めるだけ。そこの精度を上げていくだけ』というのが現状で、俺はネガティブには感じていないし、鈴木選手への期待感も変わらないです」

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