【頼もう、感想戦!feat.平澤大輔】~明治安田生命J2リーグ第22節vs栃木SC vol.2~「まだまだ良くなるビルドアップ!」
シーズン後半は勝利でスタート! 「明確に異なるスタイルのチーム」(アルベルト監督)同士の激突を、我らがアルビはいかに制したのか。第22節・栃木戦を平澤大輔さんと語り尽くします。
■あのスタイルで戦いを挑んできてくれたからこそ
――異なるスタイルのチーム同士だと試合前にアルベルト監督も話していましたが、サイドバックの背後が空くと分かった上で、栃木はあのサッカーを90分やってきた。そして新潟は、そのプレスをくぐり抜けて3ゴールを挙げた。新潟もスタイルをブレさせることなく戦った結果の勝利でした。
「ワンタッチパスを何本もつないで栃木の守備の矢印をことごとくはがしていったシーンとか、圧巻でしたよ。試合を通して感じたことですが、矢印をはがす方法としてワンタッチ、ツータッチのパスがとても効果的でした。それもあって、磐田戦に比べるとプレースピードが非常に速く感じて。少ないタッチは最終ラインでも徹底されていた印象で、栃木戦に向けて準備したものがしっかり出ていたのではないでしょうか」
――ボールを持ち過ぎると、あっという間に栃木のプレスを受けてしまいますからね。
「だからそういう意味では、栃木に感謝したい部分もあるんですよね。あれだけタフに、勢いよく前から来てくれたことに対して」
――そうそう、そうなんですよね!
「このところボールを持ちすぎたり、判断が遅れるところもあって気になっていたんですけど、目を覚まさせてくれたというか。『やっぱり、俺たちはこうすればいいよね』と、サッカーのやり方が改めてクリアになったと思います。京都戦の前に栃木と対戦することで、一度、整理できた、という点で、この対戦の順番は新潟にとってすごく意味のある流れになったのではないでしょうか。
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