【サッカー人気2位】先制点で重要な「そこに立っていた選手」…

ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】~矢村健インタビューvol.1~「今季初ゴールの伏線」

途中交代で今季初出場となった第8節・金沢戦でチームを勝利に導くゴールを挙げると、続く第9節・栃木戦での完璧なバイシクルシュートが4月のJ2月間ベストゴールに。さらに天皇杯2回戦・金沢戦でも2ゴールと、ネットを揺さぶり続けるキングケンが見据えるものは――。

■え、このポジションでプレーするの?

――まずうかがいたいのが、春先のインタビューで「サッカー観がアップデートされた」という名言を残されました。これはどういうことだったんでしょう?

「俺もどういうこと? って聞きたいくらいっす(笑)」

――いやいや(笑)。

「そんな大げさなことではないんですけど。ただ、今まで持っていた感覚だったり考えだけではなくて、『そういう考え方もあるんだな』『サッカーにはいろいろな捉え方があるんだな』というところが増えて。選択肢が広がった感じです」

――きっかけはあったのですか?

「やっぱり一番は、アルベルト監督が与えてくれる普段のトレーニングです。それがどういう趣旨なのかを考えながら毎回、練習することで、自然に選択肢も増えていって。あとは試合で求められることを自分なりによく考えてプレーする。だから今、急にそうなったわけではなく、去年からずっとやってくる中での変化です。サイドハーフでプレーしたり、今年のキャンプでサイドバックをやったり。いろいろなポジションをやったことも影響しての、サッカー観の話なんです」

――そうそう、そこなんです。サイドバックの話を今回、ぜひうかがいたいんですよ。今年の高知キャンプの取材に行ったとき、矢村選手が右サイドバックをやっていて驚きました。

「俺もびっくりしました。え、まさかこのポジション? っていう。サイドハーフならまだしも、サイドバックか、と」

――サイドバックにすぐさま前向きに取り組むのは簡単ではなかったと思うんですよ。フォワードとしての矜持もあるでしょうし。

「正直、最初は『やっぱりフォワードでやりたいな』という気持ちがありました。でも、だんだん楽しくなってきたんです。サイドバックって今までやったことがなかったから、逆に伸びしろしかないと捉えることができた。そういう意味では、ポジティブにサイドバックに取り組めたと思います。やったことのないポジションだから、当然、課題はたくさん出てくるわけで、それを一つ一つ解決することを意識しながら」

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