ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】~矢村健インタビューvol.3~「ポジティブな感情をもっともっと前面に!」

途中交代で今季初出場となった第8節・金沢戦でチームを勝利に導くゴールを挙げると、続く第9節・栃木戦での完璧なバイシクルシュートが4月のJ2月間ベストゴールに。さらに天皇杯2回戦・金沢戦でも2ゴールと、ネットを揺さぶり続けるキングケンが見据えるものは――。

■負けるわけにはいかない

――水戸戦(第20節△0-0)の後半最初から左サイドハーフで交代出場した矢村選手ですが、ファーストプレーが印象的でした。ルーズボールを拾うと、そのままスルスルと中に入っていって本間至恩選手にショートパスを付けて、足を止めずにそのままゴール前に上がっていった。頭の中がクリアに整理されていると感じる動きでした。

「それこそキャンプでサイドバックを初めて経験したんですけど、左サイドでプレーすることもこれまでなかったんですよ。その前の秋田戦(第19節○2-0)が初めてで。水戸戦も、後半頭から行くとは思っていませんでしたが、カットインして右足でプレーすることを選択肢として持ちつつ、まずは幅を取ることを意識していました。ゴメスくん(堀米悠斗選手)とうまく連係しながらプレーできたと思います。

サイドハーフだと、タッチラインを背にして見る角度が180度で限定される分、プレーしやすいんです。それが左サイドだと、右足でボールを持ちやすいこともあります。

ただ、試合に入るときは考え過ぎないようにしています。それが、ここ最近はできている。水戸戦のそのシーンも周りがよく見えていて、自然にボールを内側にトラップできました。

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