ニイガタフットボールプレス

【頼もう、感想戦!feat.小川佳純】~第23節・京都サンガ~vol.4「さらに攻撃を研ぎ澄ませて」

勝てば得失点差でJ1昇格圏内に再浮上する京都戦は、予想通り激戦となり、1-1で引き分けました。改善すべき部分、継続・発展させたい部分がたくさん見えた第23節を、サンガスタジアムまで足を運んで観戦した小川佳純さんと語り尽くします。4回目は攻撃的なサッカーを志向するチームのキープレーヤー、高木善朗選手について「ズミさん節」が弾みます。

■より前に人数を掛けられるようになった

――新潟は後半、反撃します。その中でズミさんの目に留まった選手は?

「後半だけではなく、1試合を通じて高(宇洋)くんのプレーは非常に印象深いです。自分が引っ張っていくという気概が伝わってきました。

守備だけではなく、攻撃にもどんどん出ていく姿勢がすばらしかった。新潟がなかなか勝てなくなっていた時期に僕が勝手に思っていたのは、もう少し前に人数を掛けてほしいということだったんですね。後ろに5枚残して、前の5人で攻めるバランスから、やっぱりもう一人くらい、たとえばボランチの1枚が攻撃に関わっていく方がいいんじゃないかと思っていたんですけど、京都戦での高くんは積極的でした。ボランチの位置を離れて2列目、1・5列目くらいまで高い位置を取るシーンが何回もありました。

それから攻守の切り替えが非常に速い。守備になったときの切り替えやボール奪取で、攻撃陣とディフェンスラインの間をしっかりつないでいました。チームにおいて、非常に大事な役割を果たしていたと思います」

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