【Voice of the Pitch】~千葉和彦インタビュー~vol.5「いよいよ後半戦が始まる」
10年ぶりに新潟に復帰したベテランセンターバックは、いざ開幕すると、ここまで23試合すべてに先発。高宇洋選手、藤原奏哉選手に次ぐ2056分の出場時間を重ねる大車輪の活躍ぶりです。今のチームのスタイルが成立するのも、新潟ゴール前での頼もしい守備と心躍るパスがあるからこそ。シーズン後半のキープレーヤーの一人に話をうかがいます!
■一試合、一試合、最後まで
――ボールを握って恐れず攻めるサッカーを推し進めるアルベルト監督を、シーズン最後にぜひ胴上げしないといけないですね。
「いやあ、重いっしょ」
――どうだろう。スリムになった印象ですよ。
「信濃川沿いのやすらぎ堤をよく走ってるみたいですからね。でも、あまり変わってないんじゃないですか?」
――胴上げと言えば、三戸舜介選手の胴上げですよ。
「ああ、愛媛戦(第10節○2-0)の。あれはね、彼も退場して、すごく責任を感じていたのがよく分かって。試合に勝ったからできたことでもあるんですけど。チームの一員であることを伝えたかったし、そういうことも経験じゃないですか。だから、落ち込まなくてもいいよ、って。腫れ物に触るような扱いを受けるより、みんなが笑顔でいじってくれる方が若手はホッとすると思うんですよ。自分がそうだったから、そういう雰囲気をつくってあげたんですけど。この先、三戸が経験を重ねていって、若手がそういうミスをしたときは、そんな風にやってあげてほしいし。あのときは、ちょっとでも三戸の気持ちが救われたらいいなと思って、胴上げしました」
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