ニイガタフットボールプレス

【勝手に蹴りやがれ】~アルビな8月~

天皇杯3回戦のセレッソ大阪戦を現地で観戦し、リーグ再開となる週明けの大宮アルディージャ戦をビッグスワンで観戦する。それに合わせて聖籠の練習を取材。個人的に、アルビ濃度の高い8月になるはずだった。

だが新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るい、感染者が爆発的に増加しているいまの状況を見て、予定をすべてキャンセルした。とりわけ今治から新潟までの移動手段が自分の中で引っ掛かった。愛媛~東京は空路、そこから上越新幹線での新潟との往復を考えていたのだ(E4系……)。大阪にも先月31日、緊急事態宣言が発出された。

いずれも、本当に楽しみにしていた。天皇杯では新戦力の台頭はあるのか、その息吹を直に感じたかった。アルベルト監督のサッカーが、J1のセレッソ相手にどこまで通用するかを見たかった。

大宮戦は、大事なリーグ再開の初戦。新潟を追い続ける者にとって、勝点の懸かった真剣勝負をビッグスワンで観戦すること以上の舞台は考えられない。

今回の一連のキャンセルの中で、最も痛かったのが、聖籠のトレーニングを取材できないことである。現場に足を運べば、さまざまな情報を大量にキャッチできる。それぞれの解釈や分析は後回しでいいが、現地で“浴びる”情報は多くの気づきをもたらせてくれる。それがどれだけ有意義か。リーグ中断前の第23節・京都サンガ戦をスタジアムで観戦して、改めて実感したばかりだ。

何より、手持ちの写真素材をアップデートしなければならない。現在、主に『ニイガタフットボールプレス』で使用するのは、4月に新潟に行った時に撮影した練習写真だ。あまりに季節にそぐわない――。

切り替えて、取材と観戦の計画を練り直そうと思う。切り替え。サッカーと同じだ。

第5波は始まったばかりで、ピークアウトはまだまだ見えてこない。動向を注視しつつ、できるだけ早く、新潟を再訪したい。移動手段として、今治から新潟までの自走も検討すべきかもしれない。

そうした準備をしつつ、オンライン取材をさらに工夫して、アルビ濃度を上げていこうと思う。

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