ニイガタフットボールプレス

【頼もう、感想戦!feat.平澤大輔】~明治安田生命J2リーグ第30節vs東京ヴェルディ vol.4~「COME ON、次なるヒーロー!」

4試合ぶりに勝利を挙げた第30節・東京V戦を、現地取材した元サッカーマガジン編集長の平澤大輔さんと語り尽くします! アルベルト監督のロジカルな采配が味スタのピッチ上に描き出す可能性とは。チームは京都、磐田をしっかりと追撃しています!!

■ここでビシッと叩きたい!

――ヴェルディ戦は最終的に耐える展開になってしまいましたが、しのぎ切って3-1での勝利。点差は付いたものの、際どい勝負になりました。

要所でのヴェルディの攻撃はやはり鋭く、特に舞行龍選手の裏の取り方はかなり研究されているように感じました。前半、小池純輝選手がポスト直撃のシュートを放ったシーンなど、『そのルートで裏を取る!?』みたいな攻めに何度も揺さぶられて。

それでもゴール前でパニックにならずにプレーし続けられたのは、舞行龍選手、早川史哉選手、それから3試合ぶりに先発した千葉和彦選手と、4バックの内に実質3人、センターバック(CB)がいることの意味が表れていたのではないでしょうか。

「ヴェルディの堀孝史監督も、試合後に『裏を取るトレーニングを1週間、重ねてきた』と話していました。2度、オフサイドになりましたが、端戸仁選手に抜け出されかけたシーンもぎりぎりでしたね。

試合後の会見に出てきた佐藤優平選手は、最初はインサイドハーフの石浦大雅選手と梶川諒太選手のポジションが悪かったけれど、修正してから裏にパスが通るようになったとコメントしていたし、小池選手も前半の決定機について、スルーパスを出してくれた石浦選手のためにも決めてあげたかったという表現をしていました。そうすれば、彼の自信につながったから、と。

前半の小池選手のポスト直撃のシュートは、新潟の守備の弱みとヴェルディの攻撃の強みとが、ぴったり合ったゾーン、エリアだったわけです」

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