【頼もう、感想戦!feat.平澤大輔】~明治安田生命J2リーグ第33節vsレノファ山口 vol.3~「ここから総力戦になる」
猛烈なプレスを受け、自分たちのペースに持ち込めずに苦しみながらも勝利した第33節・山口戦を、元サッカーマガジン編集長の平澤大輔さんと語り尽くします。勝ったからこそ、開ける視界。進むべき道を探っていきます。
■チームの運気
――すばらしいチームプレーで決勝点を挙げた山口戦。しかし、試合全体ではアルベルト監督も「決して良いプレーはできなかった」と振り返った、苦しい戦いでした。
山口は前節の東京V戦(第32節●1-2)で後半ミドルシュートを2発決められ、逆転負けしましたが、守備がルーズになったというより、一生懸命に守ろうとし過ぎるがゆえにバランスが崩れ、スペースを与えての失点でした。それが新潟戦ではラインを高く保つ意識が徹底され、1週間で改善されていると感じました。
「DAZNの解説で梅山修さんもおっしゃっていましたね。山口は前の3人がまず連動してプレッシャーを掛けてきましたが、新潟に対して効果的だったと思います。
後半早々、舞行龍選手から千葉和彦選手への横パスがカットされたところなど、まさにそうでした。1人がパスを受けた千葉選手に寄せて、1人が舞行龍選手をマークしつつ、もう1人がパスコースを消す。さらに、その背後のラインも連動しながらインターセプトを狙う、入念な守備ですね。
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