ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】~福田晃斗インタビューvol.1~「攻めの姿勢でバランスを取る」

ボールを奪い、ピッチ全体へと循環させるチームの心臓、ボランチ。アルベルト監督のサッカーにおいて多彩なメンバーが揃う中、全治8カ月のひざの大けがから復活し、確かな存在感を放つ気骨のボランチに、闘志のゆくえを聞きます。

■残り10分、どうプレーする?

――ヴァンフォーレ甲府戦(第31節○1-0)を久しぶりにビッグスワンの記者席から取材したのですが、この試合での福田晃斗選手の出番を見て、『これは相当、難しい役回りだぞ』と感じたんです。相手は勝点で並ぶ4位の甲府で、昇格争いに食らいついていく上でも絶対に勝たなければならないことは明らかでした。そして0-0の状況で迎えた82分に、高宇洋選手と交代しての出場となったわけですが、あの限られた時間でどのように試合に入り、何を考えながらプレーしていたのでしょうか?

「甲府戦、その前の東京V戦(第30節○3-1)と僕はスタメンを外れたわけですが、それまで先発し続けているときから自分は100%でやれているという気持ちが、まずありました。だから甲府戦でも、自信を持って試合に入れたし、余裕を持ってプレーできたと思います。試合はどちらのチームも勝たなければならない状況で、お互いに良い戦いをしながらの0-0というところでの出番でした。

自分が出るまでみんな本当にがんばっていて、球際にもしっかり行けていたし、攻守においてアグレッシブにやれていたのは、ベンチだったり、アップをしながら感じることができていました。だから、いずれ点が入るだろうという感覚もあって。ただ、ボールを落ち着いて握ることに関しては、少し足りていないかな、というのも感じていました。

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