【Voice of the Pitch】~福田晃斗インタビュー②~「自問自答しながら」
ボールを奪い、ピッチ全体へと循環させるチームの心臓、ボランチ。アルベルト監督のサッカーにおいて多彩なメンバーが揃う中、全治8カ月のひざの大けがから復活し、確かな存在感を放つ気骨のボランチに、闘志のゆくえを聞きます。
■100%を出せるかどうか
――今回、特に福田晃斗選手にうかがいたいことがありまして。アルベルト監督の下、チームがやっているサッカーのスタイルは、去年から一貫しています。そして去年の夏に新潟に加入し、11月に左ひざを大けがするまでの福田選手のパフォーマンスは、間違いなく新潟のサッカーの質を大いに高めました。それが今シーズンは復帰してから、福田選手自身が何かしっくりきていないような、どこか難しさを感じているような……、その部分なんです。
「特にリーグが再開してからの試合を振り返ると、水戸戦(第27節●0-4)はチーム全体で崩れてしまいましたが、それ以外の例えば引き分けた大宮戦(第24節△2-2)、北九州戦(第28節0-0)での自分の動きが悪かったかといえば、全然、そうは思っていなくて。正直、自分ではめちゃめちゃ動けていたと思っています。
僕は、自分に矢印を向けるタイプなんですね。だから自分が出て勝てなかったり、自分が出なくてチームが勝つと、『俺の動きが悪かったのかな?』とついつい考えてしまう。
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