ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】~鈴木孝司インタビューvol.1~「流れを読み、判断する」

ただゴールを陥れるだけではない。試合の流れを読み、たくみにプレーを変えながらチームを勝利に導く抜群の感覚を持つ。サッカーの本質を知るストライカーにとって、新たにアルビレックスの一員となり、昇格のために力を尽くし続けた2021年は、どのようなシーズンだったのだろうか。

■愛媛戦でできて、長崎戦でできなかったこと

――6試合ぶりに勝利した第39節・愛媛戦は66分に途中出場し、終盤にPKを決めて今季8点目をマークして貢献しました。ただFW髙澤優也選手とともにピッチに入った時点でフォーメーション変更があったのでしょうか、チームの戦いが切り替わらず、すぐには機能しなかった印象です。69分には、藤本佳希選手に危険なループシュートを打たれました。

「配置として(谷口)海斗が左サイド、僕が真ん中、優也が右に入っただけで、フォーメーション自体は変わっていません。ループシュートの危ない場面は試合後も今日も話し合いましたが、自分たちのスローインを中に出して、そこで取られて相手の決定機につながってしまいました。時間帯にもよりますが、前に僕がいたので、縦にスローインをして拾うなり、つないでいく方がいいのではないかと監督からも話がありました。

飲水タイムのすぐ後でしたが、ゲームがいったん切れた直後に失点することは、今シーズン何度かあった。それを繰り返してはいけないし、そこで誰かがもっとリーダーシップを取るというか、声掛けが必要だと感じています」

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