【頼もう、感想戦!feat.小川佳純】~第42節・FC町田ゼルビア戦~vol.3「ゴールを取るために」
アルベルト監督の下、2シーズンにわたり追求してきた攻撃サッカーの集大成を見せたかった最終節の町田戦。しかし、残念ながら完敗に終わってしまいました。確かなスタイルが浸透した新潟が乗り越えるべき課題は何か。小川佳純さんが、ズミさんならではの辛口で今季を締めくくります!
■達さんは常に100パーセントだった
――最終節の町田戦は、田中達也選手の現役ラストゲームでもありました。だからこそ、良いサッカーをして勝ちたかったのですが…。
「達さん、引退を発表する前日にLINEをくれました。『明日リリースが出るから、その前に伝えたいと思って』って。なかなか、そういう形で連絡してくれる人は少ないし、シンプルにうれしかったですね。
新潟で一緒にサッカーをするまで、達さんの印象は、やっぱりドリブラーでした。ある意味エゴイストで、パスの選択肢があっても全部仕掛けるような、そんなイメージがあった。
だけど実際に一緒にやってみて分かったんですけど、細かい動き出しといったところも繰り返しているんですね。自分にやれることを、100パーセントやっている。
すごく共感できました。年齢を重ねてくると、自分にできること、できないことが、よく分かってくるんです。達さんはできることを常に100パーセントやっていました。(矢野)貴章(現栃木)もそうですよね。
自分が点を取るために、チームに貢献するために、達さんは常に100パーセントでトレーニングしていたし、トレーニングをするための準備も怠らない。本当にストイックなんです。新潟で一緒にサッカーをやらせてもらって、『ここまでやるから、長く第一線でやれるんだ』というのを、間近で感じました」
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