ニイガタフットボールプレス

【新春NFP編集会議feat.平澤大輔】~vol.2~「2022モード、着々と」

新時代の予感に満ちあふれた2022年が始まります。「継続」という揺るぎない方向性を打ち出しつつ、松橋力蔵新監督が率いるチームは、いったいどんな冒険物語を繰り広げるのでしょうか? チーム始動を前に、「頼もう!感想戦」でもおなじみの元サッカーマガジン編集長・平澤大輔さんとともに、4年目に突入する『ニイガタフットボールプレス』の新春スペシャル編集会議を行いました!!

■このオフの補強の傾向は?

――選手、そしてコーチングスタッフと新チームの陣容がいよいよ固まってきました。平澤さんがイメージする“リキアルビ”はどういうものですか? 松橋力蔵新監督に、「こんなサッカーを繰り広げてほしい!」という期待も込めて。

「注目しているのは、力蔵さんが標榜するのは選手ありきのサッカーなのか、それともスタイルありきなのか、というところです。これって『にわとりが先か、卵が先か』と同じ話で、実際にはどちらも必要なんですけど、より重心を置くのは、いったいどちらなのか。あるいは、どちらから着手するのかというのはとても気になります。

前任者のアルベル(現FC東京監督)は、まずスタイルの浸透から始めましたよね。そしてアルビの監督に就任して2年目の昨シーズン、そのスタイルに適した必要な補強をし、選手を育てて、チームづくりをさらに前進させました。

そのチームづくりは、最終的にはアタッキングサード、最後の3分の1は個の力で解決する必要があるというアルベルの主張とともに、一つの結末を見たわけです。

力蔵さんは、すでにスタイルができあがっている状況で監督に就任しました。ここに昨年、自身がコーチとして見てきた選手と、新たに加わった選手による最適な組み合わせを見つけていく作業が今から始まります。このオフの補強に関しても、力蔵さんのカラーがかなり反映されていると感じています。

果たしてチームのスタイルを重視する選手のチョイスになるのか、それとも選手がプレーしやすく、生きやすい場所をスタイルの中につくってあげたり、スタイルそのものを調整していくのか。コンバートはあるのか」

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