【新春NFP編集会議feat.平澤大輔】~vol.5~「楽しみがいっぱい!」
新時代の予感に満ちあふれた2022年が始まります。「継続」という揺るぎない方向性を打ち出しつつ、松橋力蔵新監督が率いるチームは、いったいどんな冒険物語を繰り広げるのでしょうか? チーム始動を前に、「頼もう!感想戦」でもおなじみの元サッカーマガジン編集長・平澤大輔さんとともに、4年目に突入する『ニイガタフットボールプレス』の新春スペシャル編集会議を行いました!!
■求む、ライバル!
――2022シーズンを戦う上で、昨シーズン半ばの失速の検証は、とても大事だと思うんですね。僕が最も気になったのは、シーズン序盤、ポゼッションして攻め込んで、ボールを奪われてもすぐに奪い返して攻め立てることができていたのに、途中からその勢いが弱まり、見られなくなってしまったのはなぜか、ということなんです。
『ニイガタフットボールプレス』では、このオフの企画として千葉和彦選手、早川史哉選手のインタビューに続いて、この後、島田譲選手のインタビュー掲載も準備しているのですが、この疑問に対して彼らはシーズン途中からチームの重心が変わったと答えています。上位での戦い、昇格争いが続く中でアルベル監督(現FC東京監督)が負けられないことを意識し始め、リスクマネジメントに重心が傾いた、と。
「それは、本当に微妙な変化だったのでしょうね」
――そう思います。決して守りに入ったわけではなく、それでもだんだん後手に回ることが増えていってしまった。そうなったとき修正に時間を要したことが、結果的に6位に終わった大きな原因ではないでしょうか。
「ボールを握って攻めようとするわけだから、奪われてカウンターを受けるリスクは常にある。アルベル監督が目指したサッカーをする上で、リスクマネジメントは絶対に必要ですが、とても微妙で難しい取り組みだったんでしょうね」
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