ニイガタフットボールプレス

【笑門来福2022 feat.北條聡】~vol.5~「あなたは彼を信じますか?」

昨年、NFPで読まれた記事トップ10に、4つものコンテンツがランクインした北條聡さんが、2022年初めにあらためて登場! 北條さんの全発言には最後に「(笑)」を脳内補正して読んでいただきたいほど、楽しく、明るく、新シーズンを展望します!!

■力蔵さんの立ち位置

――松橋力蔵新監督は、トップチームを率いるのはこれが初めてとなります。

「力蔵さんがマリノスでポステコグルー(現セルティック監督)の1、2年目を経験しているのは大きいよ。新しいスタイルを落とし込むのに苦労した2018年、J1優勝を果たした2019年だね。そして今回、新潟の人事がアルベルト(現FC東京監督)の路線を継続するためのものだとするならば、去年の経験も間違いなくプラスになる。

ポステコグルーは、まさにヨーロッパ最先端のサッカーをマリノスでやっていたから、力蔵さんはそれをコーチの立場で日々の練習から間近に見て、どこをどうやったら選手たちがそういうサッカーに習熟していくか、練習のノウハウをすでに知っているはずだよ。俺の憶測でしかないけれど、しっかり蓄積されていると思うんだよね。

去年、新潟に来てみたら、スペインの流れではあるけれど、やろうとしていることの大枠、プレーモデルはポステコグルーに近いどころか、本家バルサの系統だったわけだから。力蔵さんはポステコグルーとアルベルト、それぞれの“いい所取り”ができる立ち位置にいるわけだ。

ただ、ここから自分がやろうとすることを落とし込んでいくときに、アレンジや微調整は避けられないよね。去年のアルベルトも、4-2-3-1から4-3-3に切り替えようとして、だけど4-2-3-1に戻ったじゃない。いろいろな選手の個性と組み合わせを考えながらやった結果だと思うんだけど。

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