ニイガタフットボールプレス

【頼もう!感想戦feat.小川佳純】~明治安田生命J2第3節vsレノファ山口~vol.2「チャンスをものにするかどうか」

今シーズンもズミさんこと小川佳純さんが感想戦に登場です! 今季初勝利が期待された第3節・山口戦でしたが、前節に続いて先制され、追いついてのドローに。試合内容を力強く肯定するズミさんですが、そこはやっぱりかなりの辛口です!!

■守備の差が出た

――チャンスをものにできないと、そのうちやられてしまう。サッカーではしばしば起こることです。山口戦の前半について、ズミさんはそういう印象だった、と。

「戦術的には、やろうとすることはどちらもほぼ一緒でした。山口のアンカー、佐藤謙介選手もクオリティーが高かったし、センターバックの渡部博文選手、GK関憲太郎選手からのビルドアップも悪くなかった。

じゃあ、何で新潟の方が決定機を作れたのかというと、前線の守備の差が出たのだと思います。前線の守備も、攻撃のクオリティーの内ですからね。

センターバックとアンカー、GKでの後ろのビルドアップで、新潟には変なボールの奪われ方をしてピンチになるシーンはありませんでした。前の守備も機能して、速攻につなげていたし。

だから、『これ、決められなかったら…』と思っていたら、後半、山口にワンチャンスで決められて。あれはもう、スタイルとか戦術が失点の原因ではなかったですよ。サイドでの藤原(奏哉)くんの1対1のところと、中の千葉ちゃん(千葉和彦)のところです。あそこで縦に抜かれてはいけないし、クロスを上げさせてはいけないし、シュートを打たせてはいけない。

最後は『個』になっちゃうんですよ。監督はいろいろ戦術を整えて、(本間)至恩やイッペイ(シノヅカ)くんのところでチャンスが生まれるように演出できたとしても、最後は『クロスを合わせる』『パスを合わせる』『シュートを決める』という個人の精度になってくる。

そういう意味でも、チャンスの数でいうと新潟の試合だった。『2-1で新潟勝利』というくらいが妥当かな、と思います」

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