【頼もう!感想戦feat.成岡翔】~明治安田生命J2第10節・岡山戦vol.3~「大人の余裕、随所に」
第10節・岡山戦は、互いのスタイルとクオリティーがぶつかり合った結果、引き分けに終わりました。先制したものの、追いつかれた後、必ずしも新潟がペースを取り戻したわけではありませんが、見るべきところが盛りだくさんの濃密な90分。見応え十分だった一戦を、成岡翔さんと語り尽くします!
■周りが見えているからこそ
――岡山戦の先制点(12分)は局面だけを切り取っても、試合開始から得点するまでの流れの点から見ても、とても中身の濃いものがあります。
「すでに話しましたが、島田譲選手のパスで決まったゴールと言っていいです。あの時間帯での、あのプレーだったからなおさらよかった。岡山が試合開始から良いプレスを掛けてきましたが、高い位置にスッと入っていった島田選手が、ゴメス(堀米悠斗)からのくさびを受けてパスをワンタッチで出したところが効果的でした。局面を打開するのはもちろん、試合の流れにおいても、あのワンタッチパスはかなり効果的でした」
――島田選手もガッと寄せられながら、実にクールにパスを通しました。岡山も、島田選手が浮き球パスを出した瞬間、『やられた!』と思ったでしょうね。
「ボールを取りに行っても、あのパスを出されると、守る方はどうしようもないんですよ。ああいうパスがうまいのが、遠藤保仁選手(磐田)や中村俊輔選手(横浜FC)、引退しましたが、中村憲剛さん(元川崎F)といった中盤の選手ですね」
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