ニイガタフットボールプレス

【頼もう!感想戦feat.成岡翔】~明治安田生命J2第10節・岡山戦vol.4~「『やる!』と決めて共有できたことがすばらしい」

第10節・岡山戦は、互いのスタイルとクオリティーがぶつかり合った結果、引き分けに終わりました。先制したものの、追いつかれた後、必ずしも新潟がペースを取り戻したわけではありませんが、見るべきところが盛りだくさんの濃密な90分。見応え十分だった一戦を、成岡翔さんと語り尽くします!

■エースの自覚

――12分に先制した場面で、島田譲選手のダイレクトパスを受けたのが本間至恩選手でした。クロスまでのプレーを、どう見ましたか?

「あのエリアは至恩が真骨頂を発揮できる、まさに至恩ゾーンです。今回は、ドリブルの角度が良かった。ボールを受けたのはペナルティエリア幅よりかなり外でしたが、そこからゴールに真っすぐ向かっていくコースを取った。ああいう形で侵入されると、守る側もそうそうファウルで止められません。だから、ドリブルをスタートさせた時点で主導権は至恩が握っていたんです。

至恩はシザースしておいて左に持ち出し、クロスを上げました。ですが、ボールの持ち方、相手との間合いを見ていると、あそこで右に行っても決定的なプレーができたと思います。カットインして自分でシュート、あるいはラストパスですね。とにかく、最初のドリブルの角度が良かった。

クロスも最高でした。気持ちいいんですよね、ああいうクロスは。至恩もよく、ぎりぎりのところを通しました。あれより短ければ、手前の相手DFにヘディングされていますし、大きかったらファーに流れていたでしょう。相手が届くか届かないところに上げて、相手からすれば『届かない…』となった後ろから、谷口海斗選手がズドン! とヘディングシュート。守る岡山からすれば、何もできないまま失点してしまいました」

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