ニイガタフットボールプレス

【レビュー】~明治安田生命J2第11節vsV・ファーレン長崎~「一気の逆転が生み出す勢い」

■明治安田生命J2第11節/〇2-1長崎
■キックオフ/4月23日(土)14:03
■場所/デンカビッグスワンスタジアム
■入場者数/10,525人
■天候/曇、気温/16.1℃、湿度/56%

【メンバー】
[新潟]4-2-3-1:GK1小島亨介、DF25藤原奏哉、5舞行龍ジェームズ、35千葉和彦、31堀米悠斗、MF8高宇洋、20島田譲、14三戸舜介(90+2分OUT)、33高木善朗(79分OUT)、17イッペイ・シノヅカ(74分OUT)FW7谷口海斗(90+2分OUT)、SUB GK21阿部航斗、DF32長谷川巧、50田上大地、MF10本間至恩(74分IN)、13伊藤涼太郎(79分IN)、22松田詠太郎(90+2分IN)、FW28矢村健(90+2分IN)、監督:松橋力蔵

[長崎]4-4-2:GK1富澤雅也、DF5奥井諒(79分OUT)、26二見宏志、24江川湧清、15加藤聖、MF7クリスティアーノ、10カイオ・セザール、13加藤大(79分OUT)、23米田隼也、FW11エジガル・ジュニオ(85分OUT)、27都倉賢(59分OUT)、SUB GK31原田岳、DF16村松航太、25櫛引一紀、MF19澤田崇(79分IN)、6鍬先祐弥(79分IN)、FW18山崎亮平(85分IN)、9植中朝日(59分IN)、監督:松田浩

[審判]主審:小屋幸栄、副審:林可人、池田一洋、第4の審判員:清水崇之

【得点者】〈新潟〉藤原奏哉(73分)、高木善朗(76分)、〈長崎〉エジガル・ジュニオ(68分)

【警告】〈新潟〉舞行龍ジェームズ(90+4分、異議)、〈長崎〉二見宏志(90+5分、ラフプレー)

【退場】〈新潟〉なし、〈長崎〉なし

【SUMMARY】
立ち上がりからテンポよくボールを動かす新潟。4-4-2のコンパクトな守備陣形を敷いて応戦する長崎を押し込んでいく。

しかし最初の決定機は長崎がつかむ。16分、元新潟のMF加藤大のパスからペナルティエリア左に進入したMF米田がシュート。これはカバーに入ったMF高がブロックした。

21分にも長崎に決定機。MFクリスティアーノが約25メートルの直接FKを蹴ると、GK小島がはじいたボールを加藤大に拾われ、クロスからFWエジガル・ジュニオに狙われる。だがMF高木のすばらしい寄せで、シュートは枠に飛ばさせない。

ボールを動かせるだけに、攻め手をもうひと工夫し、アタッキングサードに入っていきたい新潟も35分に決定機を迎える。MFイッペイ・シノヅカが約30メートルの距離から強烈な直接FKを蹴ると、長崎GK富澤がはじく。3試合連続ゴール中のFW谷口がすかさず詰めるが、富澤の好セーブに阻まれた。

前半終了間際の45分には、高木の左クロスに反応した谷口が相手ディフェンスラインの背後に抜け出し、反転するように左足ボレーでとらえる。GK富澤にセーブされ、ポストを叩いたボールは再び高木が拾い、クロスにMF島田がダイビングヘッドで狙うが、わずかにゴール左に外れた。

後半もボールを握る新潟が押し込む展開は変わらず。だが68分、エアポケットに陥ったかのようにクリスティアーノの右からのクロスをニアでエジガル・ジュニオに頭で合わせられ、先制を許す。

新潟の反撃は早かった。73分、島田の右CKをDF藤原が頭で押し込み、同点に。昨季、加入した藤原の新潟初ゴールに沸くビッグスワンが、さらに3分後、歓喜を爆発させる。76分、谷口が高い位置でパスカットすると、高木を経由し、交代直後のMF本間にボールが渡る。左サイドで縦に仕掛けた本間の折り返しから高木が左足ボレーを決めて、あっという間に試合をひっくり返した。

終盤、両チームともに交代策でパワーを再注入し、激しい攻防が繰り広げられた。終了間際には連続してFKのピンチを迎えたが、小島が冷静に対応。逆転勝利を収めたチームは4試合無敗で暫定ながら4位に順位を上げた。

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