【Voice of the Pitch】「サッカーをする」~鈴木孝司インタビューvol.1~
勝利から逆算され尽くしたプレーで、チームを導く。目標に向かって戦い続けるチームにおいて、何とも頼もしい存在だ。豊かな経験、抜群の技術と感性をフルに生かして相手の急所を突くストライカーの目に、目標達成への道筋は、どのように映っているだろうか。
■今年の力
――シーズンを折り返して初戦となった前節・秋田戦(○3-0)。鈴木選手は後半から出場し、85分にゴメス選手(堀米悠斗選手)のスルーパスから決定機を迎えました。
「(本間)至恩とゴメスと3人の関係性で、うまくスペースを突いたシーンでした。バックステップを踏みながら前を向いてペナルティエリアの中へと仕掛けて、そこでシュートは浮かせなかったら、相手に当たっていたと思います。それでニアの上か、GKの頭上のイメージで蹴ったらバーの上で。ちょっと運がなかったかなと感じます。ですが、シュートまでの感覚は良かったですね」
――秋田戦は15分にCKから先制。そこから徐々にこう着状態になっていきました。
「秋田には、0-1でも最後に追いついたり、逆転したりするチームだというイメージがありました。やることがはっきりすると、よりパワーを発揮してくる」
――例えば、点を取らなければならない、といったように。
「秋田のようなチームと対戦するとき、いつも以上に先制点が大事です。その意味では、1-0で試合を折り返したのはよかった。
ただ、リードされた秋田はやることが明確になって、前に人数をかけて、後ろからどんどんロングボールを蹴って、セカンドボールを拾うというサッカーをやってきました。相手の勢いを感じましたし、試合に出てみると、みんな疲れていて後ろに重たいところもあった。
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