ニイガタフットボールプレス

【頼もう!感想戦 feat.平澤大輔】~明治安田生命J2リーグ第23節vs横浜FC vol.2~「見えた課題は?」

横浜FCとの首位決戦は、0-2で7試合ぶりの敗戦に。前回、ビッグスワンでの完勝のリベンジをされた格好となりましたが、ここから新たなサイクルが始まると元サッカーマガジン編集長の平澤大輔さんは見ています。

■アクションを起こす

――前回のリベンジに意気込む横浜FCは、いろいろと策を講じてきました。

「58分にすばらしいシュートを放った(本間)至恩選手ですが、かなり縦を警戒されていて、中へ、中へというプレーが非常に多かったんですね。それも横浜FCが講じてきた対策の一つかな、と。中に行くとハイネル選手が待ち受けていて、タックルをぎりぎりジャンプしてよけるようなシーンもありました。中に誘導して、ハイネル選手でつぶすというメカニズムが、もしかしたらあったのかもしれません。

それから、向こうの右サイドバックに入っていた中村拓海選手がなかなか厄介で。彼はFC東京から今季、完全移籍で加入してきましたが、去年もけっこう試合に出ていたので、プレーをよく見ていました。カモシカのように伸びやかに走るランニングがすばらしいし、攻撃参加も得意だから、はまると相手からすれば大変なんですよね。

至恩選手は、中村選手のディフェンスを嫌がって中に行ったところもあったかもしれません。そういう意味で、中村選手の成長ぶりを久しぶりに見ることができた試合にもなりました。彼は、いわばJ1レベルですから、そのマッチアップに勝ち切れなかったということは、至恩選手にもまだまだ成長の余地があるということにもなると思います」

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