【Voice of the Pitch】~早川史哉インタビュー~vol.1「先制された場面で、僕たちはチャレンジをしていた」
上位対決にふさわしいタフな攻防が繰り広げられた第29節・長崎戦。警告の累積で出場停止となった舞行龍選手に代わり、CBとして先発、フル出場した早川史哉選手は、攻守で奮闘し、チームを支え続けました。積み上げた勝点は1ポイントでしたが、チームはもっと強くなる手応えを得られた試合であることが、史哉選手の視点から明らかになります。
■『何とかしよう』という詠太郎の判断は極めて正しい
――前節・長崎戦(第29節△2-2)は3試合ぶりの先発フル出場でした。いうまでもなく、いつ出番が来ても大丈夫なように準備をしている史哉選手だと思いますが、前々節の岡山戦(第28節●2-3)で舞行龍選手が警告を受け、累積で次節の出場停止が決まった瞬間、グッとギアが上がったと思います。長崎戦に向けての1週間、どのような準備をしたのでしょうか。
「まずは、長崎の試合の映像をしっかり見ました。特に意識したのは、どこが空いてくるのか、という部分です。いろいろ整理しながら、これまで何度も長崎と対戦してきた中で、最終的には個の力、タレントの部分をやっぱりストロングとして持っているチームだというイメージを自分の中に持って準備を進めました」
――前半戦で対戦したときの長崎は松田浩監督でしたが、先月、ブラジル人のファビオ・カリーレ監督に代わって、どのように変化したと見ていましたか?
「エジガル(ジュニオ)選手の存在感ですね。映像を見てもそうだし、実際に対戦しても感じたのですが、こんなに生き生きとプレーしているんだ、と。前回対戦したときとは、まるで違っていました。とても自由に、のびのびと自分の能力、ポテンシャルを解き放っていて。
どちらかというと、チームの決まりごとに従ってというより、ある程度、自由を与えられて、感覚的にプレーする方が得点する能力を発揮するタイプだと思うんですけど、今回、対戦して見て、そこが格段にチームの強みになっていると感じました。
それから、マサルくん(加藤大選手)の存在感も違っていましたね」
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