ニイガタフットボールプレス

【Voice of the Pitch】~早川史哉インタビュー~vol.3「もっと良くなる、強くなる」

上位対決にふさわしいタフな攻防が繰り広げられた第29節・長崎戦。警告の累積で出場停止となった舞行龍選手に代わり、CBとして先発、フル出場した早川史哉選手は、攻守で奮闘し、チームを支え続けました。積み上げた勝点は1ポイントでしたが、チームはもっと強くなる手応えを得られた試合であることが、史哉選手の視点から明らかになります。

■シーズン最後まで駆け抜ける

――長崎は手ごわい相手でしたが、一度は逆転し、勝つチャンスも十分にありました。この試合から、史哉選手は今後につながるどのようなヒントを得ましたか?

「僕も、いくつか反省するシーンがあるんですが、やってはいけないプレーをしたときに、いかにそういうプレーを重ねず、できるだけ早く食い止めるのか。そこですね、今回の長崎戦を通じて感じたところは。

チームとして、続けていくつも犯してしまうと、その先は失点、さらに勝敗という、より大きなものへとつながっていってしまいます。引いては、それがシーズンの成績の分かれ目にもなり得るわけです。

だから、誰かが間違った判断、プレーをしたとしても、その次、あるいはその次くらいの、できるだけ早いところで個人、チームとして適切なものを発揮できるかどうか。そこが、非常に大切になってくると改めて感じています。

ここから夏の戦いで、いろいろなストレスの中でプレーしなければなりません。暑さ、順位、コンディション…。さまざまなストレスがある中、それでも1人1人が正しい判断をしていければ、さらに勝利をたぐり寄せ、良い方向に進んでいけると思います。

今、トレーニングしていても本当に暑いんですね。ついつい楽な選択をしてしまいがちな時期なんですけど、だからこそ突き詰めないと。一つの判断によって、その先が大きく変わることを自分たちは経験しているからこそ、こだわっていかなければならないです」

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