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上田西高・原監督が総監督に 新潟医療福祉大・佐藤監督も総監督に

【コラム】
22日は冬至でした。寒さはここから本番へと入っていきますが、日中の長さは少しずつ伸びていきます。球春への思いを膨らませながら、冬本番を乗り切っていきましょう。
上田西高校の原公彦監督が先日、総監督となり、吉崎拓朗コーチが監督に就きました。原先生は監督就任から7年。2度の甲子園出場、この秋も県を制しながらのバトンタッチ。原先生らしいなあ、というのが率直な感想です。
ナインズが創刊した2011年、原先生は上田西の軟式野球部で監督を務めていました。どんな雑誌かよく分からない時期でしたが、取材にも手の打ちを隠さず説明していただきました。翌年硬式の監督に就任。軟式では6年間で2度の全国大会に導いた手腕をお持ちでしたが、私だけではないと思いますが、硬式で同様に結果が残せるのか、正直不安な思いで見ていました。
ところが就任2年目で、同校として初の甲子園出場を決めました。軟式と硬式両方で
全国大会に進んだ監督は県内にはほかにいらっしゃるのでしょうか?
原采配には、特に選手起用には驚かされることが多かった気がします。試合の流れや勝負どころ、選手起用の見極めが優れていたからこそ、コンスタントに結果を出せたと思います。あらためて監督を務めた7年間について、原先生にインタビューをしたいと思います。
同じく今月、お隣新潟県の新潟医療福祉大の硬式野球部で監督を務めていた佐藤和也先生が総監督になられました。新潟明訓高校の元監督といえば、ご存じの方も多いかと思います。
佐藤先生は、長野県高野連の指導者研修会で3年連続で講師を務めていただいています。またナインズが冬に行っている高校若手指導者研修会でも3年連続で、講師をお願いしているなど、長野県とも非常にご縁の深い指導者です。大学では創部から7年間監督を務めてきた中で中日・笠原、オリックス・漆原と2人ものプロ投手を輩出してきました。
その知識、経験は本当に勉強になることばかりです。そんな佐藤先生でも毎年この時期、硬式テニスの全日本合宿に勉強に行くなど、その探究心こそ刺激になります。
新潟医療福祉には上田西OBが何人も進み、歴代で2人がキャプテンを務めるなど中心的に活躍しています。佐藤先生、原先生ともお互いに懇意にされているわけですが、お二人が同時期に監督に就き、そしてこの12月に総監督になるとは、何か巡り合わせみたいなものがあるのではと思います。そして潔さ、次のステージで結果を残すのではという期待感を感じていまいます。

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