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塩尻志学館高校 横川誠監督「エースは俺だ!」プロジェクト~球速130㌔への挑戦 ①

【連載企画】

その領域を知っていれば、見える景色も違うはずー。投手経験のない塩尻志学館高校の横川誠監督にとって、高校生の球速の目安「130㌔」は未知の領域だ。「自分でも投げられたら指導にも生きるに違いない」。肉体的ピークを過ぎた指揮官が、自ら体を張った挑戦が始まった。130㌔への挑戦の模様を横川監督が順次、レポートする。

背番号1のユニホームを手にする横川誠監督と塩尻志学館ナイン

 

【はじめに】
昨年11月に球速を測ってみたところ117㌔を記録。もっと出るのではないかと悔しい思いをし、ひそかに球速を上げたい思いを抱いていました。
本格的な投手経験もなく、選手に指導するとき、自分でも試しながら行っていました。「わかること」と「できること」は違います。実際にできるようになるのは難しく、選手に教える難しさはそこにあると感じていました。
球速を測ったことがきっかけで球速を上げたいと考えだしました。このころから少しずつ意識的に体を動かし始めました(ランニングや自重の筋トレ程度ですが)。

【昨年12月】
選手がそれぞれ目標を持って取り組んでいる姿を見て、私自身も目標を立てることを決意。翌春には130㌔を目指そうと心の中で決めました。ただ、自分の中で決めただけで、部員たちにも明かさず、身体づくりとしてウエイトを行っているだけでした。

【1月】
部員が新年の目標を発表する中で、私も130㌔を投げることを宣言しました。仲間の先生に、ナインズ小池さんにトレーニングをしていることをリーク(?)され、「素晴らしい挑戦だ!」と口説かれ、連載していただくこととなりました。

■この挑戦の狙い、目標はー
① 「挑戦」することの大切さ
② 130㌔を超えるために必要なことを知る
③ 身をもって実験することで選手に還元できることを見出す

■11月のスタート時点での投球コンディショニング
ランニング等の軽い運動は行っていた。肩肘に不調なし。月に数回キャッチボールする程度でバッティング投手なども行っていなかった。ちなみに投手経験は小学校以来ない。

■挑戦するにあたっての決めごと
・エースを目指す(チーム一の球速)

■基準となる球速
117㌔(11月)

■球速を上げるための方法
当初はウエイトビック3を採用→しかし限界を感じて変更
→柔軟性と瞬発力の向上でフォームづくりを優先させる

股関節、下半身を重点に柔軟性を高めることに

■これまでの計測記録
11月測定 117㌔
(ここから少しずつ体を動かす)

11月 ベンチプレス、スクワット、デッドリフト(週に2回のペースで、汗をしっかりかく程度行う)

12月 柔軟性(開脚)を高める運動を追加

1月11日測定 123㌔
ほぼウエイトのみで123㌔までいったが限界を感じた。そこでフォーム修正や瞬発系のトレーニングをメニューに追加。柔軟、ウエイト、ジャンプトレーニング、メディシンスローを実施。ウエイトは、変えずにやっている(ベンチ70㌔、スクワッド120㌔、デッド100㌔前後を10回2セット週2回。ジャンプは自重、メディシンボールは3㌔を使用)。

 

1月の計測時の横川監督の投球

 

■次回、測定予定
2月中旬

<よこかわ まこと>
1988年1月3日、白馬村生まれの32歳。 小学校5年生より白馬リトルで野球を始め、大町シニア、大町高校(現大町岳陽)で主に捕手。筑波大では軟式野球部。野沢南高校監督(5年)を経て、2016年より現職。右投げ、右打ち。身長180㌢、体重80㌔。

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