【編集部コラム】 県立校も対外試合再開 開幕まで週末は2回
県立高校の対外試合が6月27日に再開されました。何試合か見ただけですが、シーズン初めのような雰囲気を感じました。それは新鮮さであり、ミスの内容からも、実戦が浅い時期を連想しました。
6月に段階的に部活動ができるようになり、各校で紅白戦などはこなしてきたものの、やはり練習試合は別物ですね。私立校の中には、すでに何試合も重ねてきているチームもありますが、それにしてもまだまだ選手を見極めている段階と言えます。
長距離の移動は自粛しないといけない時期で、代替大会は地区予選方式にかかわらず、練習試合は同地区同士での対戦が多くなります。本来、大会直前に対戦の可能性のあるチームとは避けたいところでしょうが、相手がどうこうよりもまずは自分たちが実戦を重ねることが優先されます。
これで7月18日の代替大会開幕まで週末はあと2回。休校の補充で土曜日が授業となり、計3試合しか練習試合が組めないというチームもあると聞きます。
またこの時期、定期テストで練習が制限される学校も少なくありません。さらに梅雨で屋外での練習ができない日も多く、今週末も心配な予報です。
3日には各地区で組み合わせ抽選会が行われ、一層盛り上がってくるでしょう。ついつい例年のようなレベルの大会を期待してしまいますが、果たしてそこを求めていいのか?これだけの練習期間と環境の中、例年のように最後にぐっとチーム力が上がってくるのでしょうか?慌てて負荷を上げたときのけがも心配です。部員が多い私立校の中には、3年生だけで大会に臨むチームがいくつかあります。
代替大会では優勝校まで決めますが、あくまでも選手権の代替。この大会に求めるところはチームによって違っていいんだと思います。