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【高校】代替大会までに見ておきたい④ 上田東・山本虹輝投手

三振か四球かー。昨秋、上田東の左腕エース山本虹輝(こうき)は、このように形容される投球内容だった。ただ、裏を返せばストライクが入れば打たれないということだ。小柄だが力で押せる投球は、どう進化するのか     ー。

山本の投球を象徴するような試合がある。昨秋、野沢北との東信復活代表決定戦。先発の山本は6回を投げ、8奪三振、8与四死球で失点1。安打は許さなかった。県大会1回戦の篠ノ井戦も、6回を投げ7奪三振、8与四死球、被安打1で失点は2。試合はつくっているものの、リズムに乗った内容ではなかった。

秋の時点で球速134㌔をマーク。中村成礼監督は「ボールに強さがあり球威で押せるのに、必要以上にコーナーを突いて苦しくなってしまった」と見ていた。山本も「四球から失点につながった。テンポも悪くなった」と反省。オフはランメニューを中心に下半身を強化し、コロナ休校時は体幹強化とシャドーピッチングで制球の改善を図った。

OBの元投手、柳澤一樹さん(岐阜聖徳学園大卒)の指導もあり、6月末の最初の練習試合は「だいぶまとまっていた」と中村監督。山本も「制球であまり苦しむことはなかった」と自信を深めた。

身長165㌢、体重62㌔。ややインステップして踏み込んでくる投球には、身長以上に角度がある。カーブやチェンジアップでタイミングを外すが、速いスライダーでは押せる。

山本は「焦ったり、疲れたりすると体が開きやすい」と修正点は承知。「逃げずに思い切り攻めたい」と強気を貫く。中村監督も「自分の良さは消さず、強いボールで攻めてほしい」と、小さくまとまった投球は求めていない。

 

【山本の投球フォーム】

 

山本は、塩田中では上田南シニアに所属し、全国大会に出場した3年夏は3番手の投手だったという。高校では1年春にベンチ入り。その秋に公式戦で初登板し、2年夏からエースナンバーをつける。

↑ シャドーピッチングをする山本

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