【高校】更埴リーグ 屋代と篠ノ井が2勝
更埴リーグ
(7月5日・篠ノ井高校ほか)
【レポート・山﨑竣】
長野市南部や千曲市、坂城町の高校8校7チームによる更埴リーグが5日、3会場で行われた。同リーグは毎年3月に行われる高校野球のローカル大会だが、今年は新型コロナの影響で延期していた。例年は2日間の日程だが、今回は1日に短縮し決勝は行わなかった。
「更埴リーグは練習試合の延長線だが、勝ち負けにもこだわる準公式戦のような試合。3年生を中心に背番号を着けて戦う大会、試合を増やしたかった」と篠ノ井・深澤監督。各校のグラウンドでは公式戦さながらの緊張感で熱戦が繰り広げられた。
【Aブロック】
▽1回戦 長野南―屋代
長野南 000000000 0
屋 代 12000000X 3
長) 寺尾-鳥羽
屋) 永原、牛越-武田
【戦評】
初回、屋代が3番宮尾のソロ本塁打で1点を先取。屋代は2回にも2死二、三塁で1番小林(楓)の中前適時打で2点を追加した。
守っては先発の永原が試合を作り、牛越が好救援。継投で序盤のリードを守りきった。
長野南は3回以降、先発の2年生右腕・寺尾が好投。追加点を許さなかったが、屋代の投手陣を前に最後まで得点を奪えなかった。
↑ 屋代先発のエース永原
↑ 粘投した長野南の寺尾
屋代・遠山監督
「課題だった立ち上がりで失点せずに先制点を取って試合を優位に進められた。(代替大会に向けて)積極的な走塁をテーマにしている中で生まれた走塁死や根拠のない走塁を修正していきたい」
屋代・宮尾選手(先制本塁打)
「長野南の笠井監督(1年時の屋代監督)は同郷で小学生の頃からお世話になっていた。3年間の集大成として、笠井監督に良い姿を見せることができた」
↑ ソロ本塁打を放った屋代・宮尾
長野南・小出主将
「先発の寺尾が粘って守備からリズムを作ることができた。相手の好投手からあと1本が出せなかった」
↑ 遠山監督(左から2人目)から指示を受ける屋代ナイン
↑ 笠井監督(マスク着用)の話を聞く長野南の選手たち
▽2回戦
屋代 8-0 坂城・蓼科
【Bブロック】
▽2回戦 篠ノ井―更級農業
篠ノ井 032100000 6
更級農 220000000 4
篠) 丸山、小林、浦野-桑原
更) 一由、宮坂、黒河内、日詰-髙橋
【戦評】
2点を先攻された篠ノ井は2回、打者9人を送る攻撃で3点を奪って逆転。再びリードされた3回には7番渋沢、8番土屋の連続適時打で2点を奪い、再逆転した。3回にも1点を加え、試合を優位に進めた。
更農は継投で篠ノ井の流れを止めたが、3回以降、篠ノ井先発の2年生サイド右腕・丸山の緩急を使った投球に翻弄され、あと1本が出なかった。
↑ ベンチ前で声を掛け合う篠ノ井
↑ 円陣を組む更級農
篠ノ井・桑原選手(4安打、捕手としても投手陣を巧みにリード)
「打席の中では余計なことを考えず、ストレートを思いっきり振り抜けた。守りでは2巡目以降、相手のタイミングを外すことを投手と協力してできた」
↑ 打線をけん引した篠ノ井・桑原
更級農・鈴木監督
「選手層が厚いチーム。みんなで1点をとることを大切にしてきた。得点にはつながらなかったが後半に出場した選手もパフォーマンスを落とさずにプレーしてくれた」
↓ 篠ノ井ー更農戦の模様
▽1回戦
更級農 13-3 松代
篠ノ井 13-9 長野俊英