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【高校夏季】北信7・24 長野がシード篠ノ井を撃破し3回戦進出

◇北信(7月24日・長野オリンピック)

長野が第4シード篠ノ井に3-1で競り勝ち3回戦進出。長野工、更級農も2回戦を突破した。

▽2回戦
長 野 000200001 3
篠ノ井 100000000 1
長)佃―若林
篠)糸田―桑原
【評】
篠ノ井は1回、不安定な長野・佃を攻め、4番近藤の犠飛で1点を先制。追う長野は4回、篠ノ井の好投手・糸田から6番中村、7番吉沢が連続適時打を放ち逆転。9回には永井の適時三塁打で1点を加えた。佃は「立ち上がりは厳しいところを狙いすぎた。打たれてもいいと思い、低めにだけ集めた」と、9四死球、10奪三振ながら被安打3、1失点にまとめて逃げ切った。この春就任のOB武田監督は「球数が増え、うまく力が抜けた」と157球のエース左腕をねぎらった。

↑ 今大会2勝目の長野

↑ 先制のホームに滑り込む篠ノ井・宮澤

 

【ライター・山﨑竣】

▽2回戦
更級農業 1203111 9
須坂創成 0000000 0
(7回コールド)

更)利根川、宮坂、黒河内―高橋
須)上條壮、黒岩厚―山小
三=利根川(更)
二=黒河内、古澤(更)

【評】
更級農は初回から小刻みに得点を重ね、14安打で9得点。守りでは利根川、宮坂、黒河内の3投手の継投で7回無失点。投打で須坂創成を圧倒し、7回コールドで試合を決めた。敗れた須坂創成は散発の2安打。7回に無死満塁の好機を作ったが、あと1本が出なかった。

↑ 先制に沸く更農ベンチ

↑ キャッチャーフライを捕る創成・山小

▽2回戦
長野工業  103100100 6
中野立志館 000030000 3

長)原―櫻井
中)関口、月岡、塩野谷、川邊―小林大
二=月岡(中)

↑ 難敵中野立志館を退けた長野工

↑ 5回、中野立志館の1番三ツ井主将が2点適時打を放ち追い上げ

【レポート】
長野工は初回、1番浅川が初球をセーフティバント。さらに相手のミスを誘い、浅川は一気に三塁へ到達。いきなり先制の好機を作ると2番佐藤が右前に運ぶ適時打。1、2番であっさりと先制点を奪った。
「初回から点を取って先発の原を楽にしたかった。食らいついた結果、いいところに転がってくれた」と佐藤。春までは中軸を打っており、2番という打順に戸惑いがあったものの「後ろの打者につなぐ意識」でこの日は3安打と勝利に貢献した。
4回までに5点のリードをもらった長野工の先発左腕の原は「中盤で集中力が切れて、コースが甘くなった」と5回に3点を失うが、落差のある緩い変化球と直球で要所を締め9回を完投した。
中野立志館は2番手以降の投手が試合を落ち着かせ、5回に3点を返し反撃。6回以降も毎回走者を出したが、攻めきれなかった。

↑ 先制打を含む3安打の長工2番の佐藤

 

<コラム&フォトギャラリー>

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