【ボーイズリーグ】松本が新潟の連覇を阻み、5年ぶりV
第51回日本少年野球選手権大会県支部予選
(7月4日~23日・松本第一高校グラウンドほか)
決勝は昨年の秋季県支部大会覇者の松本ボーイズと、連覇を狙う新潟ボーイズが対戦。松本が3-1で競り勝ち、15年以来5年ぶり3度目の優勝を果たした。
↑ 優勝した松本ボーイズ
松本は2回、安打と2つの四球で2死満塁とすると、9番酒井漱規が死球を受け、押し出しで先制した。
しかし松本は5回表、新潟に連打と四球で2死満塁とされ、内野ゴロの間に1-1の同点とされた。
松本はすかさずその裏、3番新井瑛喜の勝ち越し右前打、さらに6番佐々木迅にも適時中前打が生まれ、2点を勝ち越した。松本は5回途中からリリーフした堀内謙吾が、6、7回を0に抑え、3-1で競り勝ち、優勝を決めた。
松本は昨秋の県支部大会を制し、今春の全国大会への出場が決まっていた。しかし新型コロナで全国大会が順延されただけでなく、長期間、練習も自粛となった。塩原匠真主将は「全国で力を試せず残念だった。自粛期間中にほかのチームと差がつくのでは、と不安もあった」と率直な思いを振り返る。
自主練はしていても、練習最後は「チームとしてのプレーがうまくいかなった」と松野監督。課題の守備面を中心に実戦感覚を高めてきた。
決勝は競り合いが続き、塩原主将は「去年はメンタルが弱かった分、最終回を意識した練習をしてきて、守備でも攻める気持ちを徹底できた」と終盤の再勝ち越しにつなげた。
全国大会に向け塩原主将は「野球ができることに感謝し、破った相手の分まで最後まで全力で戦う」と、8月8日からの全国大会を見据えた。
今季の松本は、実力的には支部内で抜けた存在。それでも松野監督は「子どもたちには『勝てると思ってやっては駄目』と言い続けてきた。点を取るところで取り、やらないところは抑えることができた」と、チームの成長を感じた。
▽決勝
新潟 0000100 1
松本 010020X 3
新)三原田―太田
松)土田、堀内ー新井
▽準決勝
松本 8-2 長野
新潟 9-1 千曲
↑ ソーシャルディスタンスの表彰式