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【高校夏季】中信7・26 松商、ウェルネス、都市大のシード3校が16強

◇中信(7月26日・松本市四賀)

松商学園、日本ウェルネス長野、東京都市大塩尻の第1~3シードがそろって3回戦を突破し、16強入りを決めた。

▽3回戦
松本国際 013000000 4
松商学園 00005101X 7
国)永田、神農―山田
深)長野―依田
【評】第1シード松商にとって、前の松本第一戦に続く難敵との対戦。昨秋は中信2回戦で対戦し松商が8-2で勝っている。松商の先発長野は立ち上がりから不安定。松国に2回、適時打で先制されると、3回には4番土田に3ランを浴び、4点を先行される苦しい展開となった。しかし松商は5回、突如制球を乱した松国先発の永田を攻め、2番高崎の3点適時二塁打などで同点とすると、3番二村の適時右前打で勝ち越した。長野は回を追うごとに調子を上げ、4回以降は得点を許さず、逃げ切った。

松本国際・永田 力強いストレートを軸に4回1安打無失点も5回に乱れ、「4回までにできていたことが急にできなくなった。味方が打ってくれたのに答えられず、秋のリベンジもできずに悔しい」
松商・高崎 下位から2番昇格で同点とする3点適時打。「後ろにつなぐことだけ考えた」
松商・長野 4回以降立ち直り、12奪三振。「上体投げでボールが抜けていたところ、監督から『下を使って投げろ』と言われ修正した。(2戦連続完投も)走り込みをしてあるので体力的には大丈夫」

↑ 高崎の同点打に沸く松商ベンチ

↑ 3ランの土田(3)を迎える松本国際ベンチ

↑ 記録員でベンチに入った田所主将(中央、コラムあり)

 

▽3回戦
ウェルネス長野 51312 12
松本美須々ヶ丘 00000 0
(5回コールド)
ウ)織原―兼子、中山
美)丸山―吉田

【評】ウェルネスは1回、美須々ヶ丘先発の丸山の立ち上がりを攻め、先頭のモリスが左前打で出塁。盗塁で捕手の悪送球を誘い三進、さらに四球などで二、三塁とすると3番佐藤が中前に運び2点を先制した。4番関川の犠打を挟み、6番徳橋、7番関の連続適時打で5点を奪い主導権を握った。ウェルネスはその後も関川の2ラン、走っては7盗塁と大技小技で加点。投げてはエース織原が、真っすぐが走っていなかった分、丁寧に低めを突き、美須々ヶ丘打線を1安打無失点に抑え、5回コールド勝ちを決めた。
ウェルネスの中原監督は「先頭打者は出よう、相手の先頭は切ろう、とやってきたことができた」と評価。先頭打者をすべて抑えた織原も「調子がよくなかったので、変化球中心に組み立てた」と修正力の高さを見せた。
敗れた美須々ヶ丘・両角監督は「無理したプレーなど、いつも通りに試合に入れなかった。足が動いていなかった」と初回の大量失点を悔やんだ。

 

↑ ウェルネスの校歌演奏を聴く両チーム

▽3回戦
塩尻志学館 000010100 2
都市大塩尻 10022000X 5
志)降籏、荒井、村上―村井
都)成田―小俣

【評】隣接校同士の対戦。都市大は1回、2死二塁から4番熊井の右中間を破る適時三塁打で先制。4回は1番宝の2点適時打、5回には敵失などでさらに2点を加えた。都市大先発の右腕・成田は雨中にもかかわらず、ストレートと速いスライダーを制球よく決め、1四球、11三振を奪う力投で志学館を2失点に抑え、完投勝ちを収めた。「成田が粘り強く投げてくれた」と都市大・長島監督。一方、志学館は長打を絡め2得点したが、制球のいい成田を攻めきれなかった。雨でグラウンド状態が悪いこともあり、両チームとも3失策と乱れたが、3併殺を決めた都市大に軍配が上がった。

↑ 4回、2点適時打打で三塁に滑り込む、都市大1番の宝

↑ 1点をかえし盛り上がる志学館ベンチ

<コラム&フォトギャラリー>

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