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【高校】夏季長野県大会準々決勝 見どころ紹介

夏季大会は、5日から長野オリンピックスタジアムで準々決勝が行われる。昨秋の県王者、上田西、昨秋北信越4強の佐久長聖、昨夏の優勝校・飯山など、役者はそろった。

【5日】
▽9時30分~
上田西―松商学園
東信、中信の第1シードが激突。上田西は東信3試合をすべてコールド勝ちしてきた一方、競り合いを経験できなかった。またエース阿部巧雅の仕上がりも気になる。松商は、3試合とも力のあるチームとの対戦を制してきた。エース長野健大がすべて一人で投げ切っただけに、その疲労、また2番手以降の調整が注目される。
▽12時~
岡谷南―飯山
昨夏の準々決勝の再戦。飯山のエース常田唯斗は圧倒的な存在感を見せ、特にスライダーの攻略は非常に難しい。打線も好調だ。対する岡谷南は強力打線とまで言えないだけに、エース山岸洸太、長身依田康太郎、2年生左腕星野光太のタイプの異なる3枚でロースコアに持ち込めるかが、昨夏のリベンジを果たす条件になる。

【6日】
▽9時30分~
長野日大―都市大塩尻
絶対エース栗木将太を擁する長野日大と、成田昇司、城倉莉空、武居侑汰の右腕3枚が安定した都市大塩尻と投手のタイプは異なるが、堅守、機動力を使える攻撃と似通うった部分も多い。日大は北信3試合すべてコールド勝ち。一方、都市大は代表決定戦で延長13回を戦かって中3日。両校のコンディショニングにも注目したい。
▽12時~
佐久長聖―下伊那農
昨秋北信越4強の長聖に、唯一ノーシードから勝ち上がった下伊那農が挑む。長聖は東信3試合で1失点。爆発的な攻撃力はないが、投手陣の安定感は屈指といえる。下伊那農はエース小木曽柊真がどれだけ失点を抑えられるか。無駄な四死球や守りにミスが出るようだと、長聖の一方的な展開もありうる。

ベスト8のうち、5校は昨年と同じ顔ぶれ。特に準々決勝の岡谷南―飯山、そしてその隣のヤマには上田西がいる組み合わせも同じ。因縁めいたものを感じる。
8チームとも地区予選で3試合ずつ消化。比較的、日程に余裕があり、気候的にも猛暑を避けられたが、今季初めての公式大会でどの程度疲労がたまっているかも気になる。チームによっては3年生だけで大会に臨み、毎試合ベンチ入りメンバーを入れ替え、多くの選手を起用する形を取っていた。疲労度は少ない一方、いわゆるベスト布陣で戦う機会や公式戦経験が減ったことがどう影響するか。主会場がオリスタとなり、梅雨が明けての第2次戦は、暑さとの戦いも強いられる。

【参考】8強校の直接対決
▽19年夏
・2回戦
松商 7-0 佐久長聖
・3回戦
飯山 4-2 都市大
・準々決勝
飯山 6-0 岡谷南
上田西10-0 長野日大
・準決勝
飯山 3-0 上田西

▽19年秋県大会
・2回戦
長聖 5-0 都市大
・3回戦
上田西10-5 飯山
・準決勝
長聖 9-8 長野日大
・決勝
上田西9-7 長聖

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