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【リトルシニア】中野シニア、信越連盟代表決定戦を制し全国へ

第48回日本選手権信越大会代表決定戦
(8月14日・新潟県新井総合公園野球場)

新型コロナで大会日程、内容など変更されたが、シニア最大の大会に信越連盟3つのブロックの代表3チームが総当たり戦を行い、中野が2戦全勝で優勝した。中野は9月20日から東京などで行う、日本選手権に4年ぶりに出場する。

↑ 優勝し4年ぶりの全国を決めた中野シニア

例年だと6月後半~7月初旬に連盟エリア一区の組み合わせでトーナメント戦を行い、上位3チームが日本選手権に出場している。しかし今年は移動を控えるため東北信、中南信、新潟のブロックごとに予選を開催。日本選手権の出場チーム数削減を受け、信越連盟1枠を懸けて3ブロックの代表が総当たり方式で戦った。

第1試合で中野は新潟と対戦。中野は5回、1番市川蔵人主将の先制適時三塁打を口火に4点を先取。左腕エース大塚舜生が4回まで、5回からは右サイド櫻井直道の完封リレーで大事な初戦を4-0でものにした。

中野は続く第2試合で松本南と対戦。中野は1回裏、6番丸山慧也の左越え3点本塁打などで4点を奪い、主導権を握った。中野はこの試合も大塚が先発し3回を無失点。その後を櫻井がリリーフし5回に内野ゴロの間に1点を失ったが、その裏、櫻井自らの適時打などで4点を挙げ、8-1の5回コールドで勝利。これで中野が2戦全勝となり、全国切符を手に入れた。

2試合で先発し、計7イニングを無失点の165㌢左腕・大塚は「球数が多くなっていたが、低めを意識した」と右打者の内角や低めの変化球が絶妙。コロナ自粛中もフォームづくりに励み、「コントロールに加え、球威もついてきた」と成長を感じた。

松本南戦で貴重な3ランの丸山は「打ったのはストレート。ランナーを返したかった」と、大会初戦に続く3ランで強打の6番を印象付けた。

2試合で4安打の1番市川主将は「打って走ってチームの雰囲気をよくしたかった。打率が上がるよう打撃の精度を高める練習をしてきた成果が出た」と納得。スタメンの約半分は2年生で「ベンチの3年生も声を出すなどサポートして一丸になっている」と胸を張った。

高橋昭二監督は「(投手の)岡澤が故障の中、(2番手)櫻井の成長の大きかった。攻撃も普段から『一振りでゲームを決めろ』と言っているように仕留めた」と快勝を振り返った。

中野はこの春の全国選抜大会への出場も決まっていたが、コロナで8月に延期されていた。しかし、メンバーの所属中学エリアでのコロナ感染があり、出場を辞退。この日本選手権予選で再び全国切符をつかみ取った。
市川主将は「全国は目標の舞台。通過点ではあるが、一つでも上を狙いたい」と全国での腕試しを心待ちにする。

第3試合は新潟が7-0で松本南を下した。松本南は中南信ブロックでは打線好調だったが、2試合とも初回に大量点を許し、攻め手を欠いた。

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