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【高校秋季】県大会準決勝展望 北信越懸け4強激突

高校野球秋季県大会は26日、県営上田野球場で準決勝2試合を行う。ベスト4に残ったのは、東信と中信の1、2位校。組み合わせの運、不運にかかわらず、現状の4強と言っていい実力校が北信越(3枠)を懸けて激突する。

▽第1試合
松商学園(中2)―上田西(東信1)
ともに投手陣の質、量、さらに打線の破壊力は県で一、二を争う状態にある。

松商は初戦の小諸商で背番号16の右腕・渡邉が1失点完投。2回戦の長野日大戦は1年生左腕栗原が5回コールドゲームを2失点で投げ切っている。エースの羽入田は未登板で、投手陣に余力を残す。打線は1番宮下、3番熊谷、2回戦で2本塁打の今井と上位陣は迫力がある。

上田西もエース左腕山口は2回戦で8回無失点、1回戦では2番手の堀内が6回2失点とこちらも疲労は考えにくい。打線は1番笹原、3番柳澤、打順は流動的だが飛鳥井が好調で、足を使える選手が多いのも強み。

ともに強力打線だが、投手がきちっと放れば簡単には得点できないだけに、両校先発の出来が注目される。
ちなみ夏季大会も準々決勝で対戦しており、そのときは上田西が3―2(延長10回)で勝っている。

▽第2試合
佐久長聖(東2)―東京都市大塩尻(中1)
守りが安定した佐久長聖と、もつれながらも終盤に強みを発揮してきた、スタイルの違うチーム同士の戦い。

長聖は2試合で1失点。地区予選では10だった左腕出口がエースナンバーをつけ、120㌔前半のストレートと低めの変化球で2試合計14回1/3を1失点。左の井出も控える。打線は上位から下位までつながりが出てきた。

都市大は2試合で公立校相手に9失点しているが、地区予選からの終盤の粘り強さは健在。夏から出ている3番松田をはじめ中軸の働きが不可欠。投手陣は継投がパターンで、中でもサイズのある1年生の今野、三澤の右左をどう起用してくるか注目される。

長聖の左腕対都市大打線の構図。都市大はある程度、点の取り合いに持ち込みたいが、長聖ディフェンスがそれを阻止するか。
こちらも夏季大会の準決勝で顔を合わせ、長聖が9―2で勝っている。

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