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【高校野球】秋季北信越大会 組み合わせ決定 長聖は福井3位、上田西は福井2位、都市大は新潟1位と

10日から富山県で行う、秋季北信越大会の組み合わせが決まった。1回戦は、県1位の佐久長聖が北陸(福井3位)、県2位の上田西が福井商(福井2位)、県3位の都市大塩尻が加茂暁星(新潟1位)との対戦となった。

第143回北信越地区高等学校野球大会 組み合わせ

佐久長聖と初戦で対戦する北陸は、秋は2年連続15回目の北信越常連校。北陸は準々決勝の工大福井戦では2被弾しながらも6-3で勝利。準決勝で敦賀気比に3-10で敗れ、3位決定戦で美方に11-2で7回コールド勝ちし北信越に滑り込んだ。ただ、3決も11安打を許しており、投手陣に不安を抱える。

長聖ブロックの1位校は敦賀気比だけだが、これまでも苦汁をなめさせられた相手だ。

上田西の初戦も福井勢の名門・福井商だ。決勝では気比に5-12で敗れているが、準々決勝の武生工・商工戦では9回裏に3点を挙げて逆転サヨナラ、準決勝の美方戦は12-3で圧勝している。ただ、準決勝、決勝で計7失策している守備が気になる。

何より注意したいのは今春就任したOBの川村忠義監督だ。前任の県立春江工(のちに坂井)の監督時代、松商学園と佐久長聖をきん差で破っている。強豪ひしめく福井で春夏甲子園に出場。ソフトバンクでブレーク中の栗原陵矢は教え子でもある。

都市大塩尻の初戦加茂暁星は、準々決勝で日本文理を4-0、決勝では新潟明訓を5-4と名門を相次いで破り初優勝。昨秋も北信越を経験し、制球のいいエース濱谷の安定感が光る。

また注目したいのが、高橋諒監督。何と都市大塩尻高のOBだ。母校と北信越で戦うことになった。茅野市出身の高橋監督は都市大の甲子園世代で、その後拓大に進み、学生コーチを務めながら指導方法を学んだ。拓大の同期に大熊慎也さん(松本工高出、現長野松代総合病院)らがいる。

上田西、都市大ブロックには、加茂暁星のほか県1位の星稜と高岡商、さらに日本航空石川など甲子園常連組がひしめく、激戦区になっている。

 

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