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【オフトレ拝見】岡谷南高校 公式戦未経験を実戦と強化練習で補う

投打の柱、星野光太を擁し、秋季大会はシード校で臨んだ岡谷南。しかし、初戦直前で出場辞退となり、新チームは公式戦を経験しないままオフを迎えた。戦力的に注目されてはいたが、その実力をはかる機会がなくなったチームは、実戦と強化練習で公式戦未経験という穴を補ってきた。

↑ アップする岡谷南ナイン

夏季(代替)大会で県8強入りした岡谷南は、強打の4番で投げては130㌔後半の左腕・星野が残った。シード校として初戦(2回戦)で東海大諏訪(南信優勝)と対戦する直前に出場辞退となった。

星野は「悔しさを忘れず、練習にぶつけよう」と切り替え。夏季大会でスタメン出場した高橋佳主将は「練習試合で県大会に出場したチームとも対等の試合をしよう」と、練習再開後も気持ちを切らさなかった。

秋の大会後、倉坪知之教諭から部長の春原ケンジ教諭に監督がスイッチ。春原監督は「まずまずの試合はできた」と及第点を与える。

もともと経験値の浅い新チームが、秋の大会辞退で公式戦を経験しないままオフを迎えた。「練習試合や紅白戦の実戦を増やしてやってきた」と春原監督。さらに「割り切って強化練習にも時間を割いた」と秋の段階から振り込みやウエイトなど体をつくり直した。

↑ 諏訪湖畔にあるグラウンドは極寒。寒さに負けじとフルスイング

「打力は前チームより力がある」(春原監督)という打線の中心は星野。しかし、マークが厳しくなることは必至で、星野は「インコースに対応できるようにしている」。

投手は星野はじめ数人が候補。星野は球速130㌔後半まできているが、春原監督は「まだ体幹が弱く、バランスも悪い。まだ十分伸びる」と期待する。

しかし2年生を中心にほかの投手の台頭は不可欠。春原監督は「マークされる星野に代わる選手が出てきてくれるか」、高橋主将は「星野を周りが引き立てられるようにしたい」と、星野頼みから脱却を図る。

▼練習の模様▼
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