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【オフトレ拝見】伊那北高校 打撃で突破口を。夏の惜敗糧に一球にこだわる

昨年秋の大会で部員たちは入部以来、公式戦で初勝利を挙げると、6季ぶりに県大会に進出。さらに初戦も突破した。突出した選手はいないが、夏の敗戦から学んだ「一球を大事にする」野球で粘り強く勝ちにつなげた。

↑ オンラインでトレーニング指導を受ける選手たち

伊那北は秋の南信予選1回戦で、夏季大会の初戦で敗れていた阿智に雪辱。すると南信を3位で通過し、県大会では1回戦で強打の飯山(北信2位)に4-2で競り勝った。

2年目の田中学歩監督は「(7-0で勝利した)阿智戦で、自分たちから崩れなかったらやれると分かったことが大きかった」と、手応えをつかむ勝利となった。

県大会の飯山戦では、振ってくる相手打線に対し、中原大輝、松崎陽人の2本柱は、球威がない分、制球力と緩いボールを生かして打たせ取る投球。「選手たち自ら、シフトを取れるようになった」とポジショニングもはまり、2失点で勝った。

2回戦では、都市大塩尻に終盤に突き放されて3-7で敗退。何度とない好機に「あと一本が出ず、攻めきれなかった」と田中監督。そのため、その後の練習試合では犠打はせず、打って得点する形にこだわった。

コロナの影響で練習時間が非常に制限された中、オフも打撃を強化。30種類用意したティー打撃のメニューの中でも置きティーは徹底して行った。前チームからの主力でもある二塁手の井上雅也主将は「ティーでも一球の意義をテーマにやっている」と、一発に泣いた昨夏の教訓を忘れない。

また県大会2試合で5失策した守備も整備は必要。内野手はゴロ捕球を反復し、外野は打球へのチャージからスローイングまでの改善に取り組んだ。

投手陣は、投手用のサーキットやネットスローなどでステップアップを図っている。球威アップは必須だが、秋はエースナンバーの中原は「変化球を一つでも増やしたいし、クイックもうまくなりたい」と、走られた都市大戦を反省。松崎は「スローカーブを生かすためにもストレートを磨く」と持ち味を承知している。

「ベースを上げたい」(田中監督)と、東京のトレーナーの指導でウェトレはシーズン中から継続。月1回程度、直接指導を受けてきたが、緊急事態宣言もあり、1月31日はオンラインで行った。田中監督は「地道にやることは彼らに合っている」と、選手がウエトレに取り組む姿勢に感心する。

井上主将は「守備を完璧にした上で、打って勝ちたい」と昨秋の課題を克服したスタイルを目指す。

↑ バント週間の成果を試すテスト

▼練習の模様▼
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