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【オフトレ拝見】日本ウェルネス長野高校 〝置きティー〟で打撃を強化

昨秋は県大会に進んだものの、もろさを露呈し1回戦で敗退。しかし、経験豊富な山上暁、淺沼春輝の俊足二遊間コンビがけん引するチームはあなどれない。このオフ、課題となった投手陣の底上げ、そして打撃の強化を図り、県上位校に対抗する。

↑ ずらっと並んで黙々と置きティーをするナイン

昨秋は中信4位で県大会に進出。1回戦で東海大諏訪(南信1位)と対戦し、後半に突き放されて6-10で敗戦。打線は10安打したが、長打は0で8残塁。頼みのエース廣瀬大樹も6回途中6失点と粘れなかった。

中原英孝監督は「秋は1点に泣いた」と、打線の奮起に期待。保護者の協力で丈夫なティー台を作ってもらい冬期は置きティーで打ち込んでいる。

中原監督は「トスしたボールを打つティーは、飛距離が出やすく勘違いする。センター方向への打球も徹底できる」と、狙いを説明。120球入りの箱4箱を目安に打ち込む。

4番の183㌢鈴木祥平は「置きティーでも常にランナー二塁、三塁を想定して打っている」と、勝負強さを意識する。

秋は体が突っ込みフォームを崩したという淺沼は、「打撃の確率を上げたい。足を生かすためにもフライは上げない」と、ティーでフォームを固める。

投手は163㌢の右横手エース、廣瀬がほとんどを投げた。中原監督は「球速をもう4、5㌔上げないといけない。3分の1はゴロ、3分の1はフライで打ち取れるように」と、テーマを与えた。
昨年夏の上から横手にして制球が向上した廣瀬。「ボールに角度がない分、浮き上がるように球質を目指す。変化球の変化量も上げていきたい」とイメージする。

投手陣は、グラウンド周辺の坂道などを利用して、ダッシュや手押し車など厳しいメニューをこなしている。廣瀬に続く投手の台頭が待たれる。

↑ 地形を生かしたトレーニングで強化する投手陣

秋の大会後に主将に就いた山上は「打たせて取る投手なのでしっかり守り、得点力がない中でも1点を取る勝負強さにこだわっていく」と、秋に浮き彫りになった課題を克服していく。

▼練習の模様▼
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