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【選抜・上田西】戦力チェック① <捕手> 1年小川が好リード

センバツ開幕まで1カ月半。初出場の上田西は徐々に実戦モードに入ってきた。昨秋の戦力から、どうバージョンアップし晴れ舞台に臨むのか。ポジションごとに戦力をチェックしていく。第1回は守りの要、捕手。

↑ 昨秋ベンチに入った小川(右)と石川

昨年秋の大会はほとんどの試合で1年生の小川隼弥がマスクをかぶった。春、夏の公式戦は未経験だったが、「3年生とシート打撃でバッテリーを組んだりしてスピードに慣れた。キャッチングなど課題も分かった」と、秋に公式戦デビュー。県大会途中までエース山口謙作と、サインで呼吸が合わないときもあったと言う。しかし「少しずつ謙作さんが投げたいボールが分かってきた」と、北信越は4試合を8番でフル出場した。

吉﨑琢朗監督は「山口の投げたいボールを投げさせられるようになった。考えてリードできる」と評価する。ブロッキングやキャッチングといった捕手に必要な要素もバランスよく兼ね備える。

しかし北信越決勝では、敦賀気比に完敗した。「力の足りないことを実感した」と小川。特に送球と打撃の強化はオフのテーマになった。

送球を速くするためゴムチューブでインナーマッスルを鍛えたり、肩の可動域を広げたりしてきた。「キャッチボールでボールの伸びを感じる」と小川。打撃は低いライナーを意識し、「140㌔台のボールにもコンパクトに対応したい」と全国レベルを想定する。「甲子園では楽しむことを忘れず、2つ3つ勝てるようなリードをしたい」。


<おがわ としや>
1年。伊那市出身。春富中(野球部)。178㌢、74㌔。右投げ右打ち。

昨秋、ベンチ入りしたもう一人の捕手が2年の石川智勝だ。地区予選、県大会で短いイニングでマスクをかぶった。

吉﨑監督が「安定している」と評価する送球や、ブロッキングに自信を持つ。一方、途中出場した地区予選で本塁打を浴び、「練習試合とは違う配球が必要だった」と反省する。

また、打撃でもアピールできなかった。「ミスショットをなくせるように1球に集中する」とこの冬はバットを振りこんできた。

甲子園ではスタメン、途中出場の両方を想定。石川は「投手の信頼を得られるようにしたい」と安定感のあるリードを目指す。

<いしかわ とものり>
2年。愛知県出身。一宮市立南部中(岐阜シニア)。171㌢、72㌔。右投げ右打ち。

昨秋は記録員としてベンチ入りした長渡太成も2年生捕手。「投手との信頼関係は負けない。打撃、送球の力強さを上げてアピールしたい」と長渡。

センバツに向けて「投手のメンタル面を支えていく。記録員で見てきたことを生かして、プレーヤーでもベンチ入りを狙う」と、上級生として役割を果たす。


<ながと たいせい>
2年。東京都出身。三鷹市立第六中(武蔵府中シニア)。160㌢、61㌔。右投げ右打ち。

吉﨑監督はセンバツでは捕手2人をベンチ入りさせる予定。

▼ 上田西の練習(2月7日)▼
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