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【中学女子軟式】長野フェアリーズが筑北村を拠点に発足、始動

中学女子軟式野球チーム「長野フェアリーズ」が4月4日、発足した。中学女子では県内4チーム目。東筑摩郡筑北村坂井グラウンドを拠点に、中学1~3年生11人が全国の舞台を目指しスタートを切った。

↑ 発足式

初期メンバーは、北は中野市、南は下諏訪町、佐久市など4地区全域から集まった。部活動と掛け持ちする選手もいて、毎週日曜日に活動する。

代表の原山哲也さんは、小学生の県選抜チームで監督を務める。矢島駿一監督は、日体大で女子野球部のコーチ、監督経験を持つ。

スタート時は中学生のみだが、高校生の希望者も受け入れ、中高一貫の運営体制を取る予定。
高校年代は、松本国際高に女子硬式野球部があるが、軟式やクラブチームとしては県内初めてになる。

中学女子軟式の最大の目標は8月の全国大会(全日本軟連主催)。7月に県予選が行われ、優勝チームが全国に進む。

フェアリーズはこのほか、月1回の対外試合や県外の大会にも参加する予定。矢島監督は発足式の挨拶でホワイトボードに「自分から」と書き、「これをキーワードに頑張りましょう」と選手たちにチーム方針を示した。

▼発足式、初練習の模様(動画)▼


これで4チーム目になる中学女子チームだが、ほかの3チームも部員数的に恵まれているわけではない。中学の部活動で、男子に交じって野球をしている女子選手は少なくないが、
移動などに負担の多い女子クラブチームに移籍したり掛け持ちしたりする割合はまだ高くない。

小学生女子の選抜チームが3年目を迎えたり、松本国際女子硬式野球部もこの春で3学年そろったり、全国的な注目の高まりから県内でも女子野球の受け皿は整いつつある。小中高世代の男子選手が減り続ける中、女子野球界がどう発展するか注目される。

▼フェアリーズ投手陣と応援団のニッチロー’さんの対戦はこちら(動画)▼

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