【高校】春季大会　４月29日　上田西、新布陣で発進

2021年04月29日 22時20分　
カテゴリ： ★無料記事 • 21春季大会特集 • カテゴリー • 高校野球
タグ : pickup

春季地区予選会が開幕した４月29日、雨天で３地区が順延になる中、東信・県営上田野球場のみ開催された。センバツ帰りの第１シード・上田西は、センバツから大きくオーダーを変えて臨み、上田千曲を11―４で振り切って初戦を突破した。第2試合は、上田染谷丘が第４シードの野沢北を5－0で破った。

↑　新布陣で初戦を突破した上田西

▽１回戦
上田西　２２１２００１０３　11
上田千曲００００４００００　４
西）松村、栁澤一―飯田、石川
千）山岸、井澤―山﨑
三＝飯田（西）、鈴木（千）
二＝梅香（西）、山岸（千）

【評】上田西は１回、５番杉浦の適時打で2点を先制。さらに2回に1番梅香、３回には８番飯田の適時打などで加点していった。しかし、コールドゲームが見えてきた５回裏、上田千曲４番の山岸に3点適時二塁打を許すなど４点を失った。上田西は先発の松村から６回、左の栁澤一にスイッチし、千曲の反撃をしのぐと、９回には途中出場のダナの適時打などで3点を加えて突き放した。

＜スタメン比較＞
◇春季　　　◇センバツ
右　梅香　　中　笹原
二　土岐　　右　梅香
中　笹原　　遊　柳澤
遊　柳澤　　一　杉浦
一　杉浦　　二　飛鳥井
左　岡島　　左　花岡
三　藤牧　　三　藤牧
捕　飯田　　投　山口
投　松村　　捕　小川

センバツ後、初の公式戦となる上田西は、昨秋をベースにしたセンバツから大きくメンバーを入れ替えてきた。吉﨑琢朗監督は「センバツから帰ってきて新しくチームをつくるイメージで現状のベストメンバーを組んだ」と話した。

センバツレギュラー組の中には故障を抱えて外れた選手もいたが、エース山口は「（登板する投手に）保険を掛けずにやろう」（吉﨑監督）と、あえてベンチからも外した。吉﨑監督は「センバツまでは経験重視で組んだ。これからは好不調を見極めて選手を選択できるように、選手が成長してくれるか」と、１ランク上のチームづくりを目指す。

柳澤樹主将（４番に入り2安打）
公式戦の怖さを再認識した。これまで勝ち切れない試合が続き、何かが足りないと思ってやってきた。新しいチームをつくって夏に向けて頑張ろうとやっている。

↓　上田西先発の松村。変化球が有効だった

↓　上田千曲先発の山岸。中盤から立ち直った

↓　持ち味の打力で三塁打を放つ上田西の飯田捕手

↓　4回に三塁打を放った上田千曲・5番鈴木

↓　上田千曲は５回、山岸の適時打などで４点をかえす

↓　3点適時打の山岸

↓　7回、9番栁澤の適時打で生還する渡辺

↓　6回以降、無失点に抑えた上田西2番手の栁澤

↓　上田千曲2番手の井澤