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【シニア】佐久が強豪新潟勢を連破し優勝 8月の全国へ

日本リトルシニア第49回日本選手権信越大会(夏季大会)
(6月19、26日・新潟悠久山ほか)

県勢で唯一、4強に残った佐久は26日、全国大会(8月1日~・宮城ほか)出場を懸けて準決勝で新潟西と対戦。しぶとくつなぐ打線と左腕エース櫻井椿稀主将の好投で3-0と完封勝ち。2チームに与えられる全国切符をつかんだ。決勝も勢いそのままに、新潟に4-3で競り勝ち優勝、堂々の第1代表で全国に乗り込む。

↓ 準決勝を突破した佐久

全国選手権の出場は2006年の第34回大会以来、3回目(佐久シニアHPより)。東北信、中南信両ブロックは各5代表、開催地新潟ブロックは6代表の計16チームがトーナメントで対戦。準々決勝までに県勢が相次いで姿を消す中、佐久は県勢最後の砦として準決勝に臨んだ。

5月の信越連盟春季大会では、本戦に勝ち上がれなかった佐久に対し、新潟西は優勝している強豪。佐久は2回、1死から死球と左前打、犠打で2死二、三塁とすると、2番飯出天紳がしぶとく遊撃内野安打を放ち1点先制。続く3番櫻井のところで暴投があり、1点を加えた。

5回にも敵失で1点を加えた佐久は、先発の櫻井が最後までストレートの伸びが落ちず、8奪三振、被安打1の力投を見せ完封で締めくくった。

会場を移しての決勝でも、3月の全国選抜8強の新潟の反撃をしのぎ、4-3で逃げ切って敵地での優勝を決めた。

↓ 試合後の挨拶をする佐久ナイン

櫻井主将は準決勝の好投に「基本はストレートで、打たれたら変化球(カーブ)で工夫しようと思った。ボールの回転を最後まで意識した」と分析。新潟勢の強豪を連破し「自信になった。佐久は体は小さいが、逆方向の打撃を意識したり、バントを1回で決めるようにしたりしてリズムをつくっている。全国では楽しく、悔いなく戦いたい」と晴やかっだった。

準決勝では試合前のシートノックで送球が選手の当たるアクシデントもあったが、「落ち着いていこう、とだけ話した」と吉澤卓也監督。「技術的に特別高いチームではないが、みんながそれぞれの役割を分かっていて、それに徹してくれた」と、2回の攻撃に象徴されるチームバッティングをたたえた。

▼準決勝フォトギャラリー▼
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